紺邑のホームページ

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    藍染を始める方。藍染をなさりたい方もお訪ねください。藍に関する資材とノウハウを提供します。 藍染の製品もあります。 その他にも、沢山そろえて行きます。

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2018年2月20日 (火)

藍の染め液の不思議と色

 一昨年の12月初めに建てた1トンを超える染め液が、14ヶ月になりますが、今も美しい青を出し続けています。

 講習会で酷使されて少し色が無くなったかな?と思いましたが、講習生に手入れ方法を伝えた後に、余った炊いた“ふすま(小麦の皮)”を入れて攪拌もせずに放って置いたら、また復活しました。

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 写真はその甕でウールを藍染めしているお客様ですが、体験にもしっかりと耐えられるだけでなく、貴重な下染めの染め液にもなっています。

 

 藍染の色は、その濃淡と色合いで、様々な呼び方をされてきました。空色も水色も藍染です。しかし近年、藍染めの本場と自称する地域が、濃紺を「カチ色」と言い出して濃い色が藍染めの良い色と定義しだした。

 私は、薄い美しい色を出す藍染が出せないが為の言葉と思っていますが、世の中には水色を好む人もいるし、水色の藍染めを特徴としている染め師もいます。

 私の藍染めの注文主の中には、水色を指定してくる人もある。お客様にも好評とのこと。そりゃそうでしょう。人間だもの。

2018年2月19日 (月)

ウールセーターの藍染め

 大阪からウールを染めに工房までいらしたデザイナーがいます。ビジネス化を図ろうとしているらしい。
 
 足利のデザイナーの齋藤さんもまた、ウールを染めています。写真のセーターがそれですが、紺と、黒と見紛うような濃紺。どちらかで販売もするようです。色落ちの心配もありません。
 
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 ウールも綿と同じように染めることが出来るのが本染めですが、染め方はある。大阪の方は、それも習いたいようです。

2018年2月17日 (土)

冬の藍建て講習会終了

 冬の藍建て講習会が終了しました。皆さん、名残惜しそうにお帰りになった。藍甕4本建てて2本建ちましたが、こんなものでしょう。

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 藍師もお訪ねしたけれど、勉強になったようです。

 最終日には「漢方農法」の星野先生がおいで下さり、農業の話、土づくり、水などのお話を語ってくださった。星野先生の土づくりと、私の藍建ての基本的な考えは同じです。
 つまり、土を人間と同じと見ること。そうすると、農薬も化成肥料も石灰も未熟な堆肥も使えません。藍の染め液も人間と同じと見れば、石灰も苛性ソーダも還元剤も使えません。
 
 
 講習会は、基本を習うところ。皆さんは、帰ってから経験を積んで一人前になって行く。
 
 基本とは、技術的な事だけではありません。何故それを行うのかという事を理解することが大切で、その為には、ものを心で見て感じ、行うことが大切だと、一週間言い続けていました。染め液を、人間と同じと見ることもそうです。
 
 「何故?」と考えること。それが基本だとお話ししました。

 何故すくもを使うのか、灰汁を使うのか、貝灰を使うのか、精練をするのか、染物の入れ方、出し方、洗い方、干し方も何故そうするのかを考えること。

 そして最後に、何故藍染めをするのかを考えること。

 古事記とそれを読み解いた本居宣長を例に出して色々お話ししましたが、身になることを祈っています。

 

2018年2月15日 (木)

因縁 縁起

 この歳になり、経験も積むと、人の批判や悪口がそれほど気にならなくなる。
 
 ある人が、私の藍染めを批判しているのを見聞きするようになった。曰く、「大川さんの藍染めは濃く染まらない」などと。
 この人、賢しらの典型のような人だけれど、私の藍染めを見もせず、工房に来た事もないのに何を馬鹿げたことを言っているのかとは思う。
 
 問題は、この人に影響されている人達。
 
 そうなるにはなるなりの縁というものがある。最近、そう思うようになった。「因縁」とか「縁起」と呼ばれる仏の教えは、そういうものなんだろうなと。
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2018年2月14日 (水)

灰づくりと灰汁

 講習会の初日は、灰汁作り。

 灰を「良い灰」にしてから、灰汁を取ります。

 そうすると、灰汁に茶味が残り難くなります。

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 写真は2番灰汁ですが、一番灰汁も似たようなもので、透明感のあるきれいな灰汁になる。

 この灰汁で藍建てをし、手入れをすれば、染物も濁りの無い美しい藍染になる。体験している講習生たちの中には、既に灰汁を使っている人たちも居ますが、これを見て歓声を上げています。もちろん、初めから自分たちで取った灰汁。
 

 灰汁には強弱がある。それを見るのは触感が一番よくわかります。

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 手を入れて、ヌルヌル感を見る。それで判断して、藍建てや手入れに使うのです(pHは関係ありません)。

 こういうことは、見て聞いてやって触らなければ実感できません。講習会でなければ伝えられない事でもあります。

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