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2006年11月29日 (水)

社是

浜松を、朝一番の「ひかり」で出て、朝の10時に佐野の工房に戻り、その足で桐生に行き、二宮尊徳の展覧会を見て参りました。

 

尊徳の教えは、今も日本経済の底流に流れておりますが、しかし、現実には知らない人の方が多いでしょう。

戦後、GHQが、勤勉の象徴たる二宮金次郎を嫌ったからとも言われておりますし、日教組も嫌いましたから。

しかし、内村鑑三が、代表的な日本人の一人としてあげるくらい、偉大な人ではある。

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我々の世代は、小学校の校庭に、薪を背負い、本を読んでいる二宮金次郎の銅像が、親しい存在でした。

それが取り壊され、無くなって久しいことです。

ところが、展覧会をなさった方が、自分の母校に、その復活を計画。

予想された抵抗もなく、すんなり決まり、今、校庭にあるそうです。

少々の時代の変化を、感じる話です。

 

二宮尊徳の、日本の経済に及ぼした影響は、はかりしれません。

明治維新後、日本の経済を支えた渋沢栄一も、多大なる影響を受けているし、トヨタも松下もその他の企業もしかり。そして、信用組合・金庫、旧相互銀行などの存在も、元は二宮尊徳です。

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その教えの一つが、「分度」「推譲」です。これは、「ぶんど」「すいじょう」と読む。 

「分度」を簡単に説明すると、自分の収入を見極め、自分の身にあった支出を計れということ。

「推譲」とは、分度によって余った収入を蓄え、それを、会社や社会のために役立てろと言うこと。

その前に「至誠」「勤労」というのもある。誠を尽くして働くということ。

「自助努力」「自立更生」「自他両善」などという教えもある。 

我が紺邑の社是は、「自他両善」。

「自」は紺邑の事。

「他」はお客様。

「両善」とは、その双方が喜び合うこと。

つまり、「売って喜び、買って喜ぶ」です。

 

先に書いた渋沢栄一は、日本の資本主義を作った人でもある。明治以降の日本の経済の牽引者です。

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彼は藍染めの原料を商う、藍商でした。
 
生まれは今の深谷市。

今の熊谷市のちょっと高崎寄り。

子供の頃から商才に長け、藍の善し悪しを見極める力もあったとか。

お金を儲け、時代を見、徳川慶喜の家来になり、時代の大きな潮流の中に身を投じ、今の日本を築く礎を作った。

その大元が、藍を商っていたと言うところが、紺屋としてはおもしろいのです。

  

ちなみに、渋沢栄一が扱っていた藍を「武州藍」といいます。

生産量では、阿波藍と双璧をなしていた。

因みに、我が地元の佐野も、藍の産地。

阿波の人たちから言わせると、「中藍」という記録が残っています。

つまり、質が中くらいということ。

まぁ、阿波が生意気だとも言えるし、阿波が優れていたとも言えますね。

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