職人と血液型(川西通信にかえて)
何気なく、紹介した4人の血液型をお聞きしたら、洋傘の中島さんとヒバ細工の鳴海と指物師の高嶋さんがB型で、中川さんがO型でした。
おや?日本人の6割から7割はA型だと聞いていますので、4人の内一人はA型がいても良いはず。
気になって他の連中も聞いてみたら、いつもつるんでいる、シルク屋さん、珊瑚の若女将がB型で、人形の小島のおじさんが0型だった。
この際だから、主だったところを聞いてみたら、印伝の前川弟と福島の鞄屋がAB、水晶の若旦那と型染めの若旦那と念珠屋の隠居がO型。
特に変わっているのが印伝の前川。
父上がAで母上がBで、男の兄弟四人が全員AB型。
A型は、翡翠と私の二人だけ。
整理しますと、私を含め14人中、B型が5人、O型が5人、AB型が2人、A型が2人という有様。
なんてことでしょうか!
聞いて歩けば、当然「大川さんは?」となる。「A型だ」と答えると、「信じられない」と言う。
人の評価なんか知りません。
私はA型です!
つまり、職人展の社会は、日本人の構成とは随分違う、ちと変な連中の集まりと言うことか。
数年前、鳴海から電話がありました。
高松三越で小さな催事をやっているとのこと。
出展者は、鳴海に、箱根細工の山中ジュニア、久留米の省ちゃんに、印伝の前川兄。
来年、一緒にやりませんかという。
冗談じゃぁありません。
印伝の前川兄のAB型以外、全員B型。
そんな中に、私みたいな一般的で常識的で繊細な普通のA型人間が、入れるわけがありません。
即刻お断りしたのは、言うまでもありません。
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