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2007年2月 6日 (火)

紺屋の白袴

「紺屋の白袴」について

辞書によれば、「〔紺屋が自分の袴は染めないで、白袴をはいている意で〕専門としていることについて、それが自分の身に及ぶ場合には、かえって顧みないものであるというたとえ。髪結い髪結わず。医者の不養生。」(大辞林)とあります。

 

このブログの開始のご挨拶では、「紺屋の白袴とは、『こうやのしらばかま』と読みます。『白い袴を穿いて仕事をしても、汚さないようにしろ』という、先人の戒めと解釈しつつ、丁寧に優しく。『忙しくて自分の物は染められない』という、繁盛を期しつつ、書き込んで参ります」と書かせていただいた。

 

ちょいと補足させていただくと
「『白い袴を穿いて仕事をしても、汚さないようにしろ』という、先人の戒めと解釈しつつ」というのは、「丁寧に優しく仕事をしろ」ということ。

藍染めは酸化発色ですから、液の中に酸素が入ると発色してしまいます。

発色した藍は、移色しませんから、液の見た目は濃い紺色でも、布や糸を入れても染まらなくなってしまう。

ですから、染めるものを液の中に入れるときには、酸素を入れないように、丁寧に優しくしなければなりません。

それに気付き、どうしたら良いかを考え、染めるのが、職人の素質と気質と腕というもの。

 

「『忙しくて自分の物は染められない』という、繁盛を期しつつ」というのは、文字通りです。

辞書には、「紺屋が自分の袴は染めないで、白袴をはいている意で」とありますが、「染めない」のと「染められない」では、意味が大きく違います。

本染め、または、本建ての正藍染の生産能力は、そんなものなのです。

それを、合理的にという大義名分で沢山染めようとすると、そこに「ごまかし」が生じる。

気をつけなきゃなりません。

因みに親父殿は、「白袴を穿いて染めても、そこにシミ一つ着けない名人芸の事だ」と解釈しておりましたね。

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