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2007年3月23日 (金)

浅葱(あさぎ) 再び

浅葱という色は、やはり、綿や麻系の糸や布に染まる、庶民の色だと私は思う。

藍染めの薄い色で「空色」や「水色」というのがありますが、これは「薄い青色」ですから、緑掛かった「浅葱」とは違います。
これらの色は、やはり、絹か毛に染まるものだと、私は思うのです。

宮中で木綿や麻系のものは着ないでしょうから、源氏に現れる「あさぎ」は、延喜式にどう書かれていようが、やはり浅葱ではないように思うな。

緑掛かった青とは、染める糸や布が、質の良くない茶色味の生成に染まる。
だから、素朴な味のある色なのだと思っています。

木綿の文化は、秀吉以降で、それ以前の日本にはありません。
凡そが麻系の布か、高貴な人々は絹でありました。

漁業の発展が、綿花の栽培を促したのでしょうが、江戸時代にはいると、木綿の文化が広がる。
それは、藍の栽培にも影響し、それが阿波の藍の隆盛に関わり合ってくるのですね。

「浅葱」は、生成の綿に染まるが、実は、質の良くない「藍」の方が、より素朴な色となる。
阿波の人たちの言う、「地藍」の事です。

「地藍(じあい)の地は、地ビールの地」と私は言葉では説明します。
しかし、これは蔑称です。
つまり、「ありゃー地藍の藍染めだ」というのは、質が悪いことを言うのです。
阿波の藍師達の矜持が言わせた、または作らせた言葉なのでしょうね。

阿波はそれほど生意気なのですが、我が佐野地方も藍の産地でありました。
それを、「佐野の藍は中藍なり」と言いやがった。
つまり「中位」で良くも悪くもないよってな事でしょう。
でも仕方がない。
やはり、阿波藍に勝るものはなかったのですから。

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