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2007年3月21日 (水)

浅黄(あさぎ)か浅葱(あさぎ)か

浅黄と浅葱とありますね。
双方とも当て字でしょうが、はてさて!?

源氏物語の「乙女」に、「あさぎ」が出てきます。
これは、官位を表しているのですね。
「あさぎの袍(ほう)」とは、浅黄か浅葱か?

「浅い」は薄い、「深い」は濃いということを表す大和言葉でしょうが、美しいな。

文字通りとすれば、「浅黄」は「薄い黄色」ということになりますね。
これを、「淡黄色(たんこうしょく)」と漢語で表すと、なんとも味気ない。
日本語のすばらしさがわかろうというものですが、藍の色も同じでね、化学建てでは出せない色というものがあるのですな。

一方「浅葱」は、「浅いネギ」という事になり、これは色じゃありませんね。
私は、「ネギが土から顔を出した頃の、緑掛かった薄い青味」だと解釈しております。

いずれにしても、商品となる一番薄い藍染めの色を、一般に「浅葱」と、江戸時代からは言われるようになったらしい。

浅葱は元服の儀式に着る色でもありますが、それは、初めて一人前になる色だからですね。

「浅葱裏」という言葉は、「野暮」を意味します。
参勤交代で江戸に出てきた田舎侍が、花街へ繰り出す。
その遊びが野暮で、彼らの羽織の裏地が、皆浅葱だったことから出来た言葉ですね。

ついでといっては何ですが、浅黄と浅葱の混同混乱は長く続いているわけで、江戸時代には浅黄を、「うす玉子」とも言ったそうな。
日本人の機知とも言うべきものだな。

これもついでに、源氏の「乙女」には、「大和魂(やまとだましひ)」という言葉も出てきます。
この言葉が文字で書き表された最初だろうと言われていますが、意味は「生きる知恵」とも言うべきもの。
この言葉も、先の大戦で誤解され、戦後葬られたものの一つだし、日本人が思い起こさなければならないものでしょうね。
「江戸組紐」のところで申し上げた「歴史を見る目」とは、こういうところなのですが、これは折に触れてということで・・・

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