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2007年4月19日 (木)

犬張り子

犬張り子の職人、田中さん。

 
2007_0419田中さんは三代目。

男兄弟の一番下で生まれたのですが、終戦直後の就職難の時、どこも行くところがなくて、お父様の跡を継いだ、とはご本人の談。

子供のころから問屋回りなどをさせられて、跡継ぎの雰囲気も作られていたのでしょうね。

この路一筋55年だ。

 

犬張り子というのは、江戸の代表的な玩具。
 
2007_0420_2 田中さんの物は、桐粉(とうそ)をのりで固めた物に和紙を貼り、それに一つずつ筆を入れてできあがる。

昔は、ひな遊び用の道具の一つだったらしいが、江戸時代から子供が生まれると親戚知人から犬張り子をお祝いとして贈る風習が広まって行ったそうな。

 

 

2007_0420_3 お宮参りの帰り道に、その親戚知人を訪ね、千歳飴をみやげとして渡し、そのお返しとして、犬張り子にでんでん太鼓を結びつけて祝い物として贈られたわけです。


この風習は、昭和初期まで見られたらしい。

現在も知る人は、安産祈願、出産祝いとして贈ることが行われてはいますが、玩具的な要素より、室内装飾的な置物として用いられることが多いと、田中さんのリーフレットに書いてあります。
 

私は昔から、この方が大好きですが、何故なんだろうと思ったら、ちょいと似ている。
 
何かというと、一言二言多いのですな。
 
お互い自覚しているから、ちょっとくらい言い過ぎても笑ってすませられて、話していて気が楽なんでしょうね。

 

ところが、この仕事は田中さんの代で終わります。

跡継ぎがいません。

 

どうも、民芸は、こういう事を良く聞きますね。
 
寂しい限りだが、致し方なしか。
 

ちなみに、でんでん太鼓は、奥様のお仕事。

詳しくは、または、欲しいと思う方は、荒川区のホームページへ
http://www.tokyo-arakawa.com/inuhariko/index.html

荒川区には昔は、職人が100人以上も居たそうな。
 
見る影もない、などと言っても、田中さんの仕事もなくなる。
 
文化が途絶えます。

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