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2007年6月14日 (木)

樺こぶ細工

通称シガちゃん。本名も志賀ちゃん。
 
2007_0613私の売り場の目の前に居ますが、私はこの男を、「実演の王者」と呼んでいます。

ロクロと木工旋盤の職人。

名人ですね。

 
 

元スピードスケートの選手で、日本代表クラス。

だたし、中学生の頃のお話し。

野球も陸上もやると、今隣に来て、テニスもやって、クラブは八つ掛け持ちしたと言っています。
 
それだけ、田舎に育ったと言うことでしょう。
 

2007_06143 志賀ちゃんの実演は、独楽を作ったりミニチュアの食器を作ったりしていて、見ているだけも楽しく、出来上がった品物も面白いので、いつも人で一杯です。

歳は私より大分若いが、この業界(百貨店催事)ではもう古株で、私の大先輩。
 
百貨店の工芸展には、お父様が難波高島屋に2回目から出ているんじゃなかったかな?だから、三十数年前だ。

 
彼がその跡を継ぎましたが、その頃そんな若手は珍しかったでしょうから、公私両面でこき使われたことでしょうね。
 
昔はしっかりと長幼の序みたいなものがありましたからね。

今じゃ、私が宴会の予約をするくらいだ。
 

2007_0613_2彼は実演で、様々な独楽を作りますが、やはりこれも、単なる実演ではなく、ちゃんと仕事をしているのです。
 
彼の独楽は日本中で売られていますし、引っ張りだこなんですね。

だから、いくつ作っても間に合わない。

それで、出張先でも実演を兼ねて作っているわけで、一挙両得というわけで、これは岩淵さんなんかと一緒ですね。

 

作品は様々。
 
2007_06134 最近は、テーブルなんかも作りますが、やはりこういう器がよろしいな。
 
どれもこれも美しい。

この奥に、柳のまな板があります。
 
最高の品で、ものすごく安いのだが、買う人がそれを知らない。

 

昔、団子三兄弟というのがはやったとき、団子を串に刺した形の独楽を作っていた。
 
それを、五個の団子にしたとき、私はそれを回すのに一年の修行を要し、随分バカにされたことを突然思い出した!

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