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2007年7月27日 (金)

本分

 阪神と阪急、松坂屋と大丸が一緒になり、今度は三越と伊勢丹です。大銀行が合併する時代ですから、小売業がそうなるのも何の不思議もないことなのでしょう。

 そんな時代に、「我々職人は、本分を全うすることしか出来ません」と申し上げましたが、「職人は全うできる本分を持っている」とも言える。これがありがたいことなのだな。

 終戦後、日本は経済成長を目指し、金儲けばかりしてきたような気がします。
 そんな話を、大森君と城(きづき)とお昼休みに致しました。

 その経済成長は、戦前・戦中の人たちの力に寄って為されたことだけれど、そんなことはすっかり忘れ去られている。戦前の歴史だって同じことだ。先の大戦ですら知らない子供達がいるし、「ハルノート」の存在も知らず戦争を語り、「盧溝橋事件」は語っても「通州事件」を知る人は少ないな。

 ご存じなければ試しにネットで検索なさってご覧なさい。

 さて、職人の「本分」とは何か!?
 紺屋は藍染をすることだし、鍛冶屋は刃物を打つことだ。
 そして、より良い物、より本質的な物を作ることに努力をする。つまり修行です。

 小売業の本分とは何か!?
 物を売ることだ。
 そして、よりよい物をお客様に提供する、つまり、物を見る目、仕入れる力、売る力を付けなければならない。
 これも修行が要る。

 それを、戦後は忘れ去って来てしまった。そして、目的のない金儲けに走り、本質を失い、気づけば自分の存在の本分すら見えない、または無くした。

 日本人は、歴史を「鏡」としてきました。
 人は前を向いてしか生きられません。しかし、歴史を振り返ることは出来る。振り返ると、前を向いてしか生きられない自分に、日本人に出会い、語り合うことが出来た。

 そこに様々な気づきがあり、だからこそ日本人は、己を失わずに生きてこられたのだと、私は考えるのです。それこそ、極東のちっぽけな島国が、世界に冠たる経済大国に成れた由縁でありましょう。
 
 しかしこれからは、己を失った連中の時代になってくる。つまり、「本分」を失った連中の時代と言うことだ。これが怖いことなのだと、私は考えるのです。

 今の政治的世論なども、まさしくそれを表わしているようですが、ブログでは書きにくいことだな。戦前のそれも然りなのだが、これも知る人は少なく、知ってもらうと困る人は多い。

 日本人が日本人であることを取り戻せる時代が来る事を、願って止みません。
 そのためにも、職人としての「本文」を尽くす所存です。

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コメント

毎日お疲れ様です。当HPご来店ありがとうございました。ちょこちょこ大川さんのHPのぞかせて頂いておりました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

ガラス屋さんにはようこそいらっしゃいました。
この間は色々世話を焼いてくれて有り難うね。
お陰で楽しい一夜となりました。

こっちは年寄りだから、何か言われても我慢してちょうだい。

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