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2007年10月23日 (火)

藤沢通信vol.6 本物

 今日は藤沢の最終日。何と午前中に予定以上の売り上げが出来てしまって、ゆったりと過ごしました。佐川も2時頃来てくれて、配送の手配も早めに済みました。工房から電話があって、やっておいた社長業も上手くいった。明日の午前中に手続きして、その足で大阪に行く予定です。

 東京のど真ん中の、某超有名百貨店で仕事をしている鍛冶屋から、神奈川県の片隅の、小さな町の百貨店で仕事をしている私に、メールが入りました。
 お客様が、近所の研ぎ屋に包丁を二つ持っていったらしい。一つは鍛冶屋の手打ち。それを見た研ぎ屋に、「すごい包丁だね」と褒められたとのこと。もう一つは、「駄目だよこりゃ!高い買い物をしたね」って、散々だったらしい。
 
 昔、四国のある百貨店で、目の前が与板の刃物屋さんだったことがある。この人は問屋さんで、研ぎをしてお客を集めていた。
 ある時、鍛冶屋の包丁をお客が持ってきて、研ぎを頼んでいる。預かった刃物屋さんはそれを手に取り、しみじみと眺めてから、奥様を呼んで見せていましたね。結局は同じ感想を持ったのでしょう。

 本物というのは、そういう説得力があるので、専門家が見れば一目瞭然たる物でもあるのですね。消費者も、本物を見る目を持てば、もう一本の「駄目だこりゃ!」なんて研ぎ屋に言われるような包丁を、買うこともなかったのです。

 では、本物を見る目はどう養えばよいのか?
 骨董屋の例が私は好きだ。

 骨董屋に丁稚にはいると、主人は毎日毎日、本物を見せ続けるのだそうです。頃合いを見て、偽物を入れておく。そして丁稚がそれを見て、「ちょっと変ですね」と言えば、目が利いてきた印。

 子供の教育にも、同じ事が言えるのではないでしょうかね。
 本物の家に住み、本物を着、本物を使い、本物を食する。これほどの情操教育は無いように思う。またそれが、私たちの暮らしを、本当に豊かにしてくれるのではないでしょうか。

 ご来店いただき、お買い物をして下さったお客様に、心から御礼申し上げます。紺邑の藍染めを使っていただくことで、皆様の生活が、真に豊かな物になりますよう、願っております。

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コメント

鍛冶屋殿の包丁は本当に素晴らしい。花柄の製品を販売されている、ある方の母君も大変に喜んでおられました! またある魚屋の親父は「この包丁にはこんな砥石じゃ失礼だ」とか言って良い砥石を新しく探してきておられました。 またまたある人は、一丁は別荘に、そしてもちろん自宅にも。おまけに自宅用のスペアにもう一丁、他に身おろしも一丁をお持ち。 しかし料理の腕は著しく宜しくない。


「暖かそうな青色」なんて、普通はあまり無いものだが、紺邑にはある! これを見つけた人は冬でも「青色」を使った粋なお洒落が可能なんだな。しかしそれには「既成概念」は捨て去って「感じる」ことが必要のようだが。な~んて!!!

道遊さん、コメントをありがとうございます。
「感」も「勘」も養うもの。
修行ですな。

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