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2007年11月15日 (木)

正藍冷染 その2

浜松の遠鉄百貨店は、来年創業20周年らしい。親父殿の代を入れると、それ以来お付き合いさせていただいているお客様が、ここにはいらっしゃるのです。
そのお一人が、昭和30年代に仙台にお住まいで、栗駒まで行って、千葉さんご本人から買い求めた物が、この度見せていただいた、型染めのゆかたです。

拝見させて頂き、一見した印象は、「おや!?」というもの。私がこういう染めをしたら、商品には出来ないなと、一瞬思った。ところがよくよく見ると、てらいのない、純朴な、千葉さんの生活や生き方が表れているような気がしてきた。
そこで、技術についてちょっとそのお客様に説明しましたら、「そうなのよ。千葉さんはね、『なかなか難しくてね』と言いながら見せて下さったの」とおっしゃる。
さもありなん!

お電話をし、お伺いする約束をして、仙台から何時間もバスに揺られ、山道を行くと、停車場に千葉さんが待っていてくださったとのこと。
さもありなん!

このゆかたには、そうゆう風情が感じられて、実に良いのですな。宮城の奥で、細々と続いてきた物に光を当てるなど、文化財の仕事も捨てた物じゃない。

しかし、これまたよくよく見ると、手入れが良くない。「洗ったことはありますか?」とお聞きすると、「まだ一度も洗っていないの」とおっしゃる。色は縹色ですが、やはり所々に灰汁が浮き出ている。こういう場合は、洗えば洗うほど良いのです。
洗い方をお教えしておきましたが、見違えるように、青味を増すことでしょうね。

その方に、その場でそれを着ていただき、写真を撮らせていただいた。
ここでお見せできないのは残念だが、私の感じたとおりの風情でありましたね。

現在の、四角四面の世の中で、千葉さんの作品がどれほどの評価を受けるだろうかと思うと、ちょっと懸念があるな。
この問題も、書き続けながら、考えていきたい。

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