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2008年5月 8日 (木)

08池袋通信vol.3

 池袋三日目。

 とにかく鼻風邪を何とかしなければならない。

 カミサンによると、どうも、お母さんの引いた風邪を引き継いでしまったようです。

 ゆっくりたっぷり寝ようと、昨日書いたとおり早く寝ましたら、何となく嫌な気がして起きたら地震!

 地上14階の部屋は、ゆったりゆったりと、気持ち悪く揺れております。

 これでちょっと起こされましたが、ワインを半分くらい飲みまして、今度は八時まで寝ることが出来ました。

 地震に関しては、我が家はたいしたことなかったようです。

 

 「訃報」という題で、大阪の田辺先生の死をお伝えしましたが、今回は、親父殿の代から二十数年もお付き合いしていた、秋元兄弟の弟さんの訃報を聞くこととなりました。

 親父殿の藍染めの大ファンで、東京中、いや、埼玉、神奈川までお出かけいただいたもので、多分、タンス一杯お持ちであったろうと思います。

 これでお兄様は、姉上と弟さんを亡くされ、一人ぼっちとなりました。

 ポケットから藍染めのハンカチを出してくださいますと、十数年前の私の染めた物。

 「私は良い出来のハンカチは自分で持っているが、出来の悪いのは人にあげているのだ」とおっしゃる。

 ありがたい。

 その柄が懐かしく、お陰で当時の柄出しを沢山思い出しまして、今日一日ハンカチを染めておりました。 
   
 染めていますと、人が集まりは致します。

 それが販売には繋がりませんが、良い機会ですから、丁寧に藍染めについて語ることにしております。

 その内のお一人が、恐る恐るという風情で私に藍建てについて質問なさってきた。

 お話ししているうちに、「実はブログを読んでいまして、そこで池袋の催事を知って、ここなら行けると思って、参りました」とおっしゃる。

 驚きましたね。

 この方は、藍染めのサークルに入っていて、どうも疑問に思うことがあり、藍染めについて知りたくて、ネットを検索しているうちに、私のブログに行き当たったとのこと。

 良く読んで下さっていることが、お話ししていて分かります。

 なるべく詳しく分かりやすくお話ししたつもりですが、今後も何なりとお訪ね下さい。

 私の藍建てと藍染めに、秘密やウソなど、一つもありませんからね。

 この方はなんと、お買い物までなさって下さった。

 実は、こういう事が大切なのだと私は思うのですが、人に聞くだけ聞き、礼も言わず帰る人が多いのです。特に、教室に通っている人や、中途半端な物作りしている人に多く見受けられる。

 こういう人は、「心」が分かりませんから、結局、藍染めも分かりはしません。

 多分、そう言うつもりではなく、気に入ったから買って下さったのだとは思いますが、「心」があるからこその事で、また、だからこそ、ご自分のなさっている藍染めに、疑問を持たれたのだろうと思います。

 またお会い出来ることを祈っております。  
 
 通りがかりの高校生か大学生と覚しき女の子が、「わぁー懐かしい匂い」と言う。

 どうも、何処かで藍染めをしたみたいだから、「あのね、君!君が簡単にできるような藍染めを、職人の私がしていて、それを販売しているとしたら、お客様にも百貨店にも失礼な事だと思わないか?」と言ってみた。

 そしたら隣のお母様が、興味深そうに私の話を聞いているから、私の藍建てと藍染めの話を、実演を交えながらお話しして、「いいかい!?こういう仕事は、職人として修行が必要なんだ。君のやったような簡単な藍染めを、もし学校で教えたとしたら、教えた先生は、罪作りというものでね、君たち生徒に、修行や練習が必要なものがあることを、分からなくさせてしまったのだ」と、また、余計なことをしゃべってしまいました。

 ところがこのお母様は、「全くその通りね」とおっしゃる。そして、なんと二つも買って下さった。

 その間、二人ともニコニコとずーーーーっと上機嫌。

 実にすがすがしい親子でありましたね。

 今日のお客様は、秋元さんを含めて、この三人だけ。

 結果は寂しいけれど、中身の濃い一日でありました。

 仕事は終わりましたが、先ずは鼻風邪を治さなければならない。

 そして、大阪の名和さんから手紙を頂きまして、「お酒を飲むならブログを書いてからにして」という仰せがあったから、また中華を軽く頂き、ビールを瓶半分くらいにして帰ってきて、このブログを書いております。

 これからワインを少し頂き、薬を飲んで寝る予定であります。

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コメント

鼻炎の可能性はありませんか?
鼻炎なら風邪薬では治りませんよ。
何しろお大事に。

鍛冶屋には心配を掛けるね。
一日だけ酷くてね。
しかし、さすが鰻の頭・キモ・ヒレとニンニクとラッキョウと豚レバーと鰻重の特上が利いたのか、大分良い。

多分、鼻炎ではないだろう。

 昨日は本当にありがとうございました。藍そのものに対して、藍の歴史に対して、藍を守る人に対して
罪深い事をしようとしている・・・正に、中途半端な物創りをしていることに気付かせて頂いた貴重な時間となりました。
 誰でも簡単に・・手っ取り早く・・そんな安易な要求が生み出した化学建てに喜んでいた自分の姿が恥ずかしくなりました。藍は自分を映す鏡だと仰っていましたが、すごいものを本当に映しますね。

「サークルの女」とは、伊丹十三の映画のようですが(笑)、おはようございます。

一昨日は真に失礼いたしました。

私は唯々、自分の意見を述べておりますが、これが役割だと、不遜にも考えております。

藍染めをしている方々には、小うるさいでしょうが、お許し下さいませ。

工房はいつでもオープンしております。
いつか、紺屋の仕事を見に来てください。

紺屋大川

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