「灰」「釉薬」「紺屋の明後日」
浅草で泊まったホテルは、シモンズベッドとやらが入っておりまして、小綺麗で安くて親切で、インターネットの環境も良く、とても気に入りました。
昼前に帰って参りましたが、やはり疲れているのか、お昼も食べずに布団に潜り込んで爆睡。
午後起こされて、閑馬へ。
用件は、お客様への、納期遅れの報告という、余り楽しくないお仕事。
最近まで藍が元気が無く、現在使っている灰に変えるまでの苦労が、納期遅れになってしまっているのです。
「紺屋の明後日」そのものだ。
一番最近の灰を紹介してくださったのは、ご近所の陶芸家の栗原さん。
純粋な楢の木の灰なのですが、灰汁を取った後は、釉薬として使えますので、栗原さんに取りに来てもらいました。
灰汁をとった後の状態を見てもらい、納得してもらいましたが、「灰汁の状態はどのくらい良いのですか?」と聞かれまして、「よろしいですが、その前に、『ものすごく』を付けるくらいよろしいですよ」と申し上げますと、「どのくらいなのでしょうか?」とお聞きになるから、藍甕をお見せいたしました。
実際に、釉薬として使う灰なので、しっかりと燃やしておりますし、色として結果の出ることですから、全く純粋に楢の木だけの灰です。
確か、省ちゃんのところも楢じゃなかったかな?それともブナだったかな?
この辺りは、藤が盛んに咲いております。
足利フラワーパークの藤棚も有名ですが、この辺りの自然の藤は、それを凌ぐほど良い物だ。
お隣の、野生の白藤は、一年前にこのブログでご紹介しましたが、今年もきれいに咲いております。
一見の価値ありだと思いますよ。
ウグイスの鳴き声を聞きながら、如何でしょうか。
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