閑馬の土曜日
宮城・岩手内陸地震で、宮城県栗原市も大変なことになっているようです。
「正藍冷染」の千葉家も、其所に在るはず。
無事を祈るばかりです。
神戸の地震の時は、朝早かった。
その日は横浜高島屋の「伝統展」の準備の日で、朝5時頃家を車で出発。
ラジオをつけると、大きな地震があった様子。
横浜に近づくにつれて、災害の規模が大きくなって行く。
会場に行くと、西の人達はまだ着いていない。
大変な一日だったことを想い出しました。
大阪で私が藍染めの話をしておりますと、お馴染みのお客様なのに、「どう見ても聞いても、あんたは職人とは思えない」とおっしゃる方がいらした。
それでも、綿の反物をお買い求め頂いたのですが、「これ、本当にあんたが染めたの?それじゃぁ気を引き締めて使わなきゃ!あたしは物作りをちゃんとしている人は大切にしてきたからね」と、そんなことを大阪弁でしゃべっていらっしゃいました。
人間国宝の物も沢山お持ちだとか。
東京からも、ひろこさんのお友達がバスでいらした。
私が藍染めの説明をしましたが、話の内容など記憶になく、ただただ「きれい」とおっしゃってお帰りになったそうな。
大きなお買い物をなさって下さったそうですが、ありがたいお話でありますね。
職人仕事は、結果が全てで、理屈なんて屁の役にも立ちません。
帰りましてサッカーを見て、一安心したら眠気が差し、そのまま次の日の朝を迎えたという次第であります。
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