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2008年7月28日 (月)

08/7府中通信vol.5 「待てば海路の日和あり」

府中五日目。

「暑さで人が来ないのかな?」という意見があります。
そうかもしれないが、マスコミの「熱中症に注意」なんていう余計なお世話にも、原因があるかもしれませんね。
相変わらず、そんな閑かな会場でありました。

朝飯をどうしようかなと、考えながら出勤しましたが、考えている内に伊勢丹に着いてしまった。
社食が開くのが11時と早いので、それまで我慢すればいいやと、催事場に入ってしまいました。
しかし腹は減っている。

我慢して我慢してようやく11時だ!

さて、飯だ!と、食堂に向かおうとしたら、藍染が目についた。
しかも、紺邑の藍染だ。

昨年お求めいただいたご夫妻が、斜め前の筆屋にいらっしゃったのです。
ご主人が、紺邑のダブルガーゼのシャツをお召しで、後ろ姿でしたが、紺邑の色は直ぐに解ります。

「こりゃいかん!朝飯どころではない」と、思いとどまり、売り場でお二人を待つことにしました。
なにせ、一人のお客様とお話しすることも滅多にないことだし、しかも、紺邑のお客様なんですから、これを千載一遇のチャンスと言わずしてなんと言いましょうか!

ところが、待てど暮らせど、筆屋でお話しが弾んでいる様子。
こちらは、腹の虫がうるさい。

ようやく、筆屋を離れたと思ったら、遠く、大島紬の城の方に行ってしまわれた。

あらら、と思いましたが、お二人を信じて、素知らぬふりをしてお待ちしておりましたら、ようやく、我が紺邑の売り場までご到着。

「お久しぶりです」と、腹の減っていることを悟られぬようにご挨拶。
直ぐに、紳士物のハンガーラックに目が行き、私もこれをお勧めしようと思っていた、楊柳の綿のシャツをご覧になって、「あら、これが良いわね。一年に一度だから、いただきましょう」とおっしゃり、めでたく商談成立(^^)/

目が開いて朝飯が食えるなんて、こんな良いことはありません。
肉じゃがと麦とろの定食に、冷や奴と、ひじきに大豆の入った小鉢をゆっくりと頂きましたね。

その後も、ぽつぽつとお客様にご来店いただきましたが、思わしいというほどでもない。
しかし、仕方ないなとも思える程度でありました。

 

が!

 

終了間際、母子のお二人にお立ち寄りいただいた。

「あら、栃木!?」
「はい。佐野から参りました」
「栃木にも藍染があるの?」

なんて言う会話から、その方も栃木出身であるという所までこぎつけた。

益子や日光や大平下などという、栃木県出身者でなくては出来ない話題で盛り上がって参りました。

お嬢様が、レースのワンピースを見だした。
お母様がそれを見て、「あら、お似合いよ」と気取っておっしゃる。
「ご試着してみますか」と試しに言ってみたら、「そうね」とのお返事。
あれ!?脈があるのかな?なんて思いながら、贄田シルクに試着室をお借りした。

これが良くお似合い。
「買いなさいよ」と、神様のようなことをおっしゃったのはお母様。
「そうね」と、これまた仏様のようなことをおっしゃったのはお嬢様。
「ありがとうございます」と言ったには、救われた私。

会計をしようと売り場に戻ったら、今度はお母様が、新作のワンピースをご覧になって、「これなら私も着られそうね」とおっしゃるから、またまた、贄田シルクへ。

試着したら、これまたお似合い。
そこにお嬢様が、なんと、別のワンピースを2着も持ってきて下さって、それも試着。
「あら、良いわね!これも良いわね!」で、都合三着お求め。

会計と梱包をしている間に、また栃木のお話し。
「私が栃木出身って、よく分かったわね」とおっしゃるから
「いえ、栃木弁は直ぐ解ります」とお答えすると
「あらぁー、最初は気取っていたのに、わかっちゃった?」と大笑い。

会計も済ませ、品物の包装も終わり、全て終わったのだけれど名残惜しそうなご様子。

ついでだから、和泉木綿を手絞りして染めた反物をお見せした。
そこに、ちょうど鹿児島から戻ってきた芭蕉布の鳥井ちゃんが居たから、着たらどんな感じになるかをやってもらった。
そうしたらこのお二人、考え込んじゃった。

そして一言、「もらう」!

寸法を鳥井ちゃんに測ってもらって、お仕立てすることになりました。

驚きましたね。

今回は、「果報は寝て待て」ではありません。
「待てば海路の日和あり」の一日でありました。

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