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2008年7月 8日 (火)

灰汁の取り方

私は、藍建てに「灰汁」は絶対だと思っております。
これがなければ、二進も三進(にっちもさっちも)もいきません。
それを、苛性ソーダで代用するという発想は、爪の先もありゃしません。
だから、「灰汁醗酵建て」などという仰々しい言い方は、当たり前のことだからしません。
「正藍染」と称しております。

Photo さて、灰汁の取り方ですが、灰を漉して取っている工房があるようですが、紺邑は、攪拌し、灰を沈ませて灰汁を取ります。
漉すくらいで、良い灰汁が取れるとは思いませんのでね。
いや、取れるかも知れないが、勘がそれを許しません。

その昔は「灰屋」がいて、灰と油を売っていた。
その灰を、染屋が灰汁を取って使い、その灰を焼き物屋が釉薬として使うという、今で言うところの循環型で、無駄が全くなかったのです。

今は木を燃やさないから、灰が無い。
ですから、染め屋は灰を使わなくなった。
しかし焼き物屋は、灰を今でも使う。


 

親父殿の工房にいた時は、ある陶芸家からも灰汁を頂いておりました。
この方の灰汁の取り方は、実に実に丁寧。
何度も何度も攪拌し、何度も何度も灰汁を取っていらした。
その灰汁を使った藍の建ち方も、実に結構で、私はそこから学んだことが多かったですね。
すばらしい出会いでした。

どのくらい灰を使うかというのは、実は、灰の質によって全く変わります。
良く、一番だ二番だと簡単に紺屋は言いますが、これも質による。
使う量も、質によって違う。
これは、灰の入手が困難な、現代の問題なのかも知れません。

紺邑の使う灰の量は、半端ではない。
プロですから仕方ないことですね。

紺邑が現在使っている灰は、主に楢の木で、陶芸家の使う実に質の良いものです。
以前は樫を使っておりましたが、質が気に入らなかったなのです。
この灰に変えてから、紺邑は変わりましたね。
出会いはやはり、陶芸家の栗原さん。
これも、実にありがたい出会いでありました。
陶芸と染色は、本来切っても切れない関係にあることを、実感いたします。
益子に藍染めが残った理由かも知れませんね。

もちろん、ご近所から頂いたり、narjaさんから頂いた灰も、自分で燃やしたりした物も使います。

陶芸家でこのブログをお読みの方。
純粋な楢の木の、完全ではありませんが水簸済の灰をお譲りいたします。
ご連絡下さい。

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