狐のカミソリ
朝から夕方まで、お客様の絶えない一日でありました。
午前中は、この間の小学校の先生の内のお一人が、アトピーのお子様のために、下着の染めの依頼に入らした。
こういう事は、商売の他ですから、快くお引き受けした。
子供達も一緒だったので、ハンカチを染めながら、藍染めをちゃんと説明しました。
そうしている内に、近嵐さんご夫妻がお見えになり、なんと、「九一蕎麦」を食べてきて下さったとのこと。
茂呂君に成り代わりまして、感謝m(_ _)m
美大でテキスタイルを勉強中の、まじめそうなお嬢さんを連れたご家族も入らした。
もちろん、ハンカチを染めながら藍染めを語りましたが、まあ私のしゃべるまいことか。
伝統について、染色について、工芸について、歴史について等々。
帰り際に、「私はしゃべらされたのですよ」と申し上げましたが、何か感じてお帰りになったことを祈りたいな。
昼過ぎには、下の工場の社長と、カミサンのお母さんがお世話になったご近所の溝越さんがお見え。
社長は珍しいお花をお持ちになった。 デジカメを忘れたので、携帯で撮った写真ですが、「狐のカミソリ」という花だそうです。
社長は、ちょっと興奮気味ですが、このような花びらの多い種は、真に珍しいらしい。
これを、「菊咲き」と云うのだそうですが、なるほど、菊のようだ。
ふつうはどうかと言えば、なんと、我が庭に咲いていると言うので、それを見に行って参りました。
紺邑のエントランスの道ばたに、楓の木があるのですが、その根元に、この「狐のカミソリ」が群生をしておりました。
私はうかつにも、全く知らなかったし気づかなかった。
社長のおっしゃるとおり、花弁は皆、六つくらいでしたね。
これを庭に生け、来年を待つのだそうですが、この辺りの山には、面白い野草が沢山あるようです。
とにかく忙しい一日で、ご来店下さった皆様に、御礼申し上げます。
帰ってもちろんサッカー観戦。
順当に負けました。
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