「金メダルよりも重要なものがある」
女子レスリング48キロ級伊調千春君は銀メダルだった。
その談話は、「歩んで来た道のりが金。レスリング人生最高だったからそれでいい」というもの。
すばらしい言葉ですね。
室伏広治が、アテネオリンピックで金メダルを取ったときの記者会見を想い出しましたので、ちょいとご紹介。
http://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=706
□□□□
室伏広治選手はこの結果について 「精一杯努力し練習に耐えてきたことが、金メダルという形で残せて本当に嬉しく思っている。日本の、そして世界からの応援があってはじめて自分が闘えたと思っている。アテネ大会のメダルの裏に彫られた古代ギリシャ語の詩が印象に残っているので、ここで発表したい。
『真実の母オリンピアよ あなたの子供達が競技で勝利を勝ちえた時 永遠の栄誉(黄金)をあたえよ それを証明できるのは 真実の母オリンピア―古代詩人ピンダロス』
金メダルの期待は嬉しいが、金メダルよりも重要なものが他にもたくさんあるということ、この詩の中の「真実」という言葉が印象に残った。 どういう結果であろうと自分が一生懸命努力したことは確かなこと。今回の大会ではドーピングやジャッジに問題が起きたことがあった。本当の真実の中で試合が行われることが大切なことだと感じた。IOC、WADA、JOCの関係者の方々の努力に感謝している」とコメントした。
□□□□
金メダルは一つしかない。
だから、ほとんどの参加選手は敗者となる。
「本当の真実の中で試合が行われることが大切なことだと感じた」という言葉は重いな。
だからこそ、「どういう結果であろうと自分が一生懸命努力したことは確かなこと」という真実が大切なんですね。
私は、真実を見る目で、スポーツを見ているつもり。
この記事も面白い。
http://number.bunshun.jp/articles/-/12539
「室伏広治のゴールはメダルでも記録でもない」
□□□□
「僕は僕で、自分のことを、ベストを尽くす以外、何もないですから。オリンピック、面白い試合にしたいな、と思います。ええ」
(中略)そしてその時、最後に1枚の写真を見せたのである。
それは、彼が講演などでしばしば言及している、紀元前5世紀、古代ギリシャの彫刻家ミュロンの有名な作品「Discobolos(円盤投)」の写真だった。
「これが僕の最終目標です」と彼は言った。「僕はこうなりたいんです。これが理想なんです」
室伏の近況を知るために集まった報道陣の前では、いささか場違いに思えるほどの、純粋なメッセージだった。
ミュロンの彫刻の、どこにそれほど魅力があるのか。それは、記録や順位を追い求める欲望というものが、まったく感じられないことだと彼は言う。そのような投てきをすることこそ「最終目標」だと言うのである。
□□□□
これまた中身の濃い記事だと、私は思うな。
スポーツは確かに勝ち負けだけれど、結果だけではない。
経過も見てやりたい物だと感じております。
その談話は、「歩んで来た道のりが金。レスリング人生最高だったからそれでいい」というもの。
すばらしい言葉ですね。
室伏広治が、アテネオリンピックで金メダルを取ったときの記者会見を想い出しましたので、ちょいとご紹介。
http://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=706
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室伏広治選手はこの結果について 「精一杯努力し練習に耐えてきたことが、金メダルという形で残せて本当に嬉しく思っている。日本の、そして世界からの応援があってはじめて自分が闘えたと思っている。アテネ大会のメダルの裏に彫られた古代ギリシャ語の詩が印象に残っているので、ここで発表したい。
『真実の母オリンピアよ あなたの子供達が競技で勝利を勝ちえた時 永遠の栄誉(黄金)をあたえよ それを証明できるのは 真実の母オリンピア―古代詩人ピンダロス』
金メダルの期待は嬉しいが、金メダルよりも重要なものが他にもたくさんあるということ、この詩の中の「真実」という言葉が印象に残った。 どういう結果であろうと自分が一生懸命努力したことは確かなこと。今回の大会ではドーピングやジャッジに問題が起きたことがあった。本当の真実の中で試合が行われることが大切なことだと感じた。IOC、WADA、JOCの関係者の方々の努力に感謝している」とコメントした。
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金メダルは一つしかない。
だから、ほとんどの参加選手は敗者となる。
「本当の真実の中で試合が行われることが大切なことだと感じた」という言葉は重いな。
だからこそ、「どういう結果であろうと自分が一生懸命努力したことは確かなこと」という真実が大切なんですね。
私は、真実を見る目で、スポーツを見ているつもり。
この記事も面白い。
http://number.bunshun.jp/articles/-/12539
「室伏広治のゴールはメダルでも記録でもない」
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「僕は僕で、自分のことを、ベストを尽くす以外、何もないですから。オリンピック、面白い試合にしたいな、と思います。ええ」
(中略)そしてその時、最後に1枚の写真を見せたのである。
それは、彼が講演などでしばしば言及している、紀元前5世紀、古代ギリシャの彫刻家ミュロンの有名な作品「Discobolos(円盤投)」の写真だった。
「これが僕の最終目標です」と彼は言った。「僕はこうなりたいんです。これが理想なんです」
室伏の近況を知るために集まった報道陣の前では、いささか場違いに思えるほどの、純粋なメッセージだった。
ミュロンの彫刻の、どこにそれほど魅力があるのか。それは、記録や順位を追い求める欲望というものが、まったく感じられないことだと彼は言う。そのような投てきをすることこそ「最終目標」だと言うのである。
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これまた中身の濃い記事だと、私は思うな。
スポーツは確かに勝ち負けだけれど、結果だけではない。
経過も見てやりたい物だと感じております。
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