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2008年9月 5日 (金)

「意味」

テレビで、映画「東京オリンピック」の後半をやっておりました。

懐かく見させてもらいましたが、1964年(昭和39年)だから、戦後わずか19年でオリンピックを東京で開催してしまったわけで、すごいことでありましたね。
あのとき、新幹線が開通し、高速道路も出来た。

「国破れて山河有り」と言いますね。
そうなってはいけないと、先人達は戦争を止めた。
そのお陰で、今があるように思います。

終戦時の海軍大臣米内光政は、焼け果てた帝都東京を見て、「日本が本当に回復するのに、200年は掛かるだろう」と言ったそうですが、果てさて、どうでありましょうか。
経済の問題に限れば、戦前よりも現在の方が、余程大きくなっておりますね。
しかし、「心」を見ると、我々は戦後、それを失ったまま生きているのではないかと思うときがしばしばであります。

報道を見ますと、親が親を殺し、子が親を殺し、親が子を殺し、子が子を殺す世の中です。

偽装事件も後を絶たない。
藍染の世界だって、そんなのばっかりだ。
カミサンと二人、車の中のラジオ放送のニュースで、何かの偽装事件を聞きながら、そんな感想を言い合って参りました。

戦争が無いという事では、現在は平和ですが、心の平和は何処に行ってしまったのかと思う。

 
紺邑は決算でありました。
税理士に寄れば、原価率が実に高いそうな。
つまり、儲けが少ないと言うことですね。
これはこれで、今後考えなければならない問題だけれど、どうすればよいのか。

大切なことは、私たちが藍染をしているという「意味」を失わないこと。

経済ばかり考えれば、苛性ソーダを使い、還元剤を使い、「正藍染」と嘘をついて販売することも選択肢に入るかも知れない。
そして、そんな藍染が沢山あることも知っています。
しかし、そんなものに何の「意味」があるのかと、私たちは考える。

戦後は、「意味」を失って来たのではないか。

生まれてきた意味、生きている意味などなど。
仕事も同じです。

私は、藍染に出会って、それに気付いた。
親父殿に、心から感謝できるようにもなった。
 

伝統工芸という物は、人間が捨ててこなかったから、伝統として残ってきた。
なぜ捨てなかったかと言えば、「意味」ある物だったからですね。
それは、島倉堂のところでお話ししたとおりだ。

意味を失ってしまった現在、それを伝えるには、私たち伝統を受け継いでいる人間が、それを伝えなくてはなりません。
その役割を、実感してもおります。

その手段として、「職人展」という催事には、しっかりと意味がある。
それは、百貨店や企画会社の存在理由でもある。
ただ経済だけを考えると、そういう本質的な問題に、たどり着けないと私は考えるのでありますよ。
最近、A企画の方にお話ししたのは、彼らの仕事に、意味が無いと言いたかったのであります。

 
そんなことを考えさせられた、一日でありました。

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