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2008年10月27日 (月)

怖い使い手

 渋谷四日目。私に取りましては、約二ヶ月ぶりの百貨店催事です。一日一日が色々あって、まだ四日目かという印象。

 久しぶりに職人達と会いますと、中身が濃いし様々に刺激を受けます。

 お客様にも勉強させられておりますが、工芸品の使い手として職人の間で良く知られているSさんとKさんがお見えになった。
 お二人は、「私達は、使える良い物を買わせていただいています」とおっしゃる。正しく、実用の美、他力の美の世界です。

 こういう方の目に適う物を作るというのは、作り手と使い手の切磋琢磨だと私は思うし気も引き締まる。

 もちろんお二人は、紺邑の藍染を着て下さっているわけですが、ある江戸時代から続いている紺屋にそれを着て行くと、「藍染でこんな色が出るのか」と感心されたとのこと。また、「紺邑さんのを着ていると、藍染に見られないときがありますね」ともおっしゃる。

 こういう、客観的な評価を聞かせていただくのも、催事ならではのことです。

 このお二人は一年に一度、東北に職人というか作り手を訪ねる旅をなさる。
 昨年は、銀細工の名人、進藤さんの工房にお出でになったそうな。

Photo_20191202165901
日本の銀細工を代表する人、進藤春雄さん。

 Kさんが、紺邑の藍染の上に進藤さんの銀細工のブローチをなさっていたのですが、紺邑の青によく似合う。
 「何故か、進藤さんの銀細工は、紺邑さんの藍染に合いますね。ほかの藍染では駄目だし、他の銀細工でもだめ」とおっしゃいますが、さもありなんと私は思う。私は進藤さんの作る物が大好きだし、尊敬していますので、こういうお話しは励みになります。
 
 Sさん達の目は、工芸品を自分が使えるかどうかという視点で見ている。
 その目に適わなければ、お買い求めいただけません。
 それは彼らの好みでもあるから、我々職人が口出すことではありませんが、作る品物でお答えすることにしています。

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