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2008年11月16日 (日)

感謝祭

さて突然ですが、人間の行動には、なにか意味があるはず。

そう私は考えております。

「なんで、こんなことをしているのだろうか」と、行動しながら考える。

または、行動した後、考える。

それを、「気づき」と呼んでいるわけですが、今回の「感謝祭」も、様々に気付きと出会いをもたらせてくれています。

  

最初は「収穫祭」というネーミングだった。

それを「感謝祭」に変更した。

何故かと言えば、「収穫祭」とするほどの収穫もなかったから。

だから正直に、閑馬に居させていただいている事に、感謝をする事にしたのです。

 
 
藍染は、すくもと灰と水が命です。

山を見ますと、木は沢山生えている。

けれど、今の日本はそれを使わないから、「灰」がこの世の中にありません。

だから、山が荒れている。

 
書けばたったこれだけのことですが、これが日本の存在の根本を脅かしていると、藍が私に語りかけてきた。

 

それを伝えなければならない。

そう私は考えているけれど、私は唯の染め職人だ。

だから、一人一人との出会いを、大切にするしかないという事なのでありますね。

そして、それに感謝する。

 

催事という物に出かけ、藍染を語りながら販売するという行動の意味も、そこにある。

そこには沢山の出会いがありますからね。

 
  
夕方、閑馬の奥で椎茸栽培をなさっている、星野さんの息子さんがいらした。

初めてお会いしますが、感謝祭に入らしてくださるとのこと。

そして、閑馬で採れている椎茸をご持参下さるとのこと。

猪肉もね。

「感謝祭」にしたら、段々収穫祭にもなってきました。

  

星野さんに、紺邑の藍染を説明した。

特に「灰」について。

そうしましたら、「うちは、365日木を燃やしていますから、365日灰が出ます」と、まるで神様のようなお話しをなさる。

それも、楢(なら)と椚(くぬぎ)だけで、他の木は混ざっていない。

何故他の木を混ぜないかというと、この方の生き方なんだろうと、お話しをしていて感じましす。

これで、藍染の一つの命が、救われました。

「感謝祭」にして良かったと、つくづく思いましたね。

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