紺邑のホームページ

  • 紺邑のホームページ
    新しいホームページがオープンしました。紺邑について、藍染めについての情報です。

ネットショップ

  • G.i-Japan
    藍染を始める方。藍染をなさりたい方もお訪ねください。藍に関する資材とノウハウを提供します。 藍染の製品もあります。 その他にも、沢山そろえて行きます。

イベント情報

フォト

« 08/12名古屋通信vol.4 | トップページ | 08/12名古屋通信vol.5 »

2008年12月14日 (日)

身の丈にあった生活

二宮尊徳は、小田原藩の再建を頼まれて、収入と支出のバランスを見て、えらい人達の食生活にまで口をだして、藩の財政を立て直したそうな。
経団連の土光さんは、目刺しで名を馳せた。

さて、我が身を振り返ると、反省が多い。

その昔は、週に三度は昼飯に寿司。
もちろん、回転寿司など無い時代。
夏、食欲がなければ鰻。
日曜日には、おいしいケーキ屋を訪ねて、東京中を徘徊。
焼き肉は六本木だ、霞町だ、赤坂だ、上野の宝ホテル裏だとうるさく、鉄板焼き屋では肉だアワビだ。
夜中にタルタルステーキにギンギンに冷やしたズブロッカをやっつけてふらふらになり、銀座を歩けば屋台のラーメン屋が「大川さん」と声をかけてくれて、一緒に歩いていた後輩に驚かれたこともある。
「宵越しの金は持たねぇ」なんて気取って、銀座から当時まだ暗かった六本木や赤坂や青山や渋谷をうろつき回る生活。
約40年から30年前の頃のお話し。
もちろん、それなりの収入もあった。

さて現在、こんな事の一つも出来やしませんし、したいとも思わないが、出来ればせめて、寿司くらいは食ってみたい。
そりゃー、たまにはやるけれど、馴染みの店を作る程じゃありません。
そうならなければ寿司屋もないから、それ程の欲望でもなくなった。
金がかかることを承知しておりますからね。
だから、ミシュランで寿司屋の話しなんて、聞くだけでばかばかしい。

現在、真っ正直に藍染をして職人して社長もして、小売りして生活して伝統を守ろうとしたら、若い頃の生活なんて、うらやましくも何ともないが、経験したという事は、私に取っては貴重な財産にはなっていますね。
欲望を追いかけることの虚しさが、少しは身にしみておりますからね。

身の丈にあった生活をすることを、「分度」と二宮尊徳は言った。
そして余った物を蓄え、社会に役立てる事を「推譲」といいますが、それを私は、これから実行しなければならない。
不況と言われる現在、つくづくそう思う。
紺邑の工房の建物は、身の丈に合っているとは言い難いが、これにも何か、意味と役割があるのではないかと思う。
どう利用するかということですね。

しかし、貧乏くさいのも良くない。
心豊かにならなければなりません。
だから、たまの贅沢は、例えば友人との語らいでの一杯の酒なんて、やはり大切なことだ。
要は、節度でしょうかね。

一昨日の宴会のように、鮪だ鯛だヒラメだエビだウニだカンパチだヒラマサだなんて言う刺身に、すき焼き風鍋に、焼き魚に揚げ物が出てきて、最後ににぎり寿司で仕上げ、その間飲み放題なんて言うのは、そこでいつも召し上がっている人達には、身の丈なんでしょうけれど、我々職人の世界ではないな。

« 08/12名古屋通信vol.4 | トップページ | 08/12名古屋通信vol.5 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

大川さん、ご無沙汰しています。
今、自分のブログの記事をアップした後に、ここを覗いてみたら、「あれー!」同じ内容の記事でびっくりしました。
本当に「身の丈にあった」が大事とつくづく感じます。

景気と一緒に、だんだん寒くなってきましたが、自分の本分をわきまえて頑張ります。

では、暮れに日本橋でお会いできることを楽しみにしています。

トイレに掛けてあるカレンダーに「空腹はすべてを美味にし 満腹はすべてを無味にする」と書かれてました。  ん~!

高江さん、無沙汰です。
人それぞれの生き方があるでしょうけれど、こういう不況は、自分を振り返る良い機会ですね。
そんな生やさしい物じゃない無いなんて声も聞こえてきそうですけれど、それでも生きてゆかねばなりませんからね。

てんぐさん、トイレのカレンダーも良いこと言いますね(笑)
でも、その通りだな。

この不景気は、世界的な大恐慌でしょうか??歴史は繰り返す心配です。
私も、身の丈に合った暮らし方の賛成派です。

どうも、直ぐ近くにいて、ここでお話しするのも変ですが。。

>この不景気は、世界的な大恐慌でしょうか??歴史は繰り返す心配です。

どうなんでしょうかね。
1929年の大恐慌は、もう随分前だ。
この金融危機も、放っておいたら、大変なことになるでしょうね。
麻生さんには、踏ん張ってもらいたいものです。
小沢さんの存在はこの時期、日本の不幸ですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/194328/43414392

この記事へのトラックバック一覧です: 身の丈にあった生活:

« 08/12名古屋通信vol.4 | トップページ | 08/12名古屋通信vol.5 »