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2009年9月27日 (日)

ダムへの複雑な思い

八ツ場ダム問題は、建設することで話が付いた事。
その経緯には、長い年月があるから、色々なことがあったろうと思う。
それが全国的に注目され、あの田舎町が大変なことになっていますね。

さて、私はどう思っているかと言うと、八ツ場ダムは出来ない方が良いと思っています。
偶に行く観光客の一人に過ぎませんが、あの辺りは青春の思い出がつまっていますので、変わって欲しくないからです。
だけど、こんな事は私の個人的な感慨に過ぎない。
それを政治的な決定に影響させようなど考えもしませんから、反対はしません。
一社会人として、「公」と「私」の区別くらいはつきますのでね。
住民の「色々あったこと」を、大事にしていただきたいと願うだけです。

ダムについては、草木ダムも桐生川ダムも、私は「無い方が良い派」ですし、ダムそのものの存在に対しても、ない方が良い派。

では、ダム建設に反対かというと、そんなことはない。
江戸時代、3千万人という日本の人口が、今や一億数千万人に増え、その全員が水を必要としていますからね。
だけど、ダムは無い方が良いな。

渡良瀬川は、暴れっ川と言われていた。
しょっちゅう堤防が決壊して洪水に見舞われ、明治以降は、水が引いた跡に足尾銅山の鉱毒を残したが為に、農作物が甚大な被害を被った。
世に言う「足尾鉱毒事件」です。

しかし、昔から渡良瀬川は、染め物を洗う川でもあったし、それは私の子供の頃までは当たり前の風景だった。
江戸時代、染め織りした反物は、渡良瀬川の舟に乗せ、利根川を通って江戸から京都・大阪に出荷し、それで、我が両毛(群馬・栃木)は栄えたわけです。

現在の渡良瀬川には、舟を浮かべるほどの水量は全くありません。
赤木リエや渡辺貞夫やシーラ・イーのコンサートをした河川敷の公園など、川に水のあった頃は作りようもなかった。

河原にはヒバリが巣を作り、中州はマムシの巣と言われた頃が私は懐かしいし、渡良瀬川を望む度に、そこに舟を浮かべて反物を積み、江戸に向かった人達の風情に思いを馳せる事もできた。

それが草木ダムの出現で、急に水量が調節され、渡良瀬川の水は首都圏に送る水となり、私たちのところまで来なくなってしまった。
しかし、地元の水は、飲料水も工業用の水も、豊かな地下水を利用していますから、渡良瀬川の水に頼ることもなく、困りもしませんでした。
栃木県南は、ほとんどが地下水を利用しているのではないかな。

佐野市の街中に、渡良瀬川の支流「秋山川」が流れています。
その両側は地下水が豊かで、西側はちょっと掘れば水が出てきた位だったと言います。
いまでも、井戸から田んぼに水を汲んでいる。
そこで、藍が栽培されていたのです。
そして川の東側の赤坂という町は、大きな紺屋が並び、秋山川はそれを洗う川だった。
地下水が豊富だった県南の、つい最近までの象徴的な事です。

桐生市の山奥の梅田から流れてくる桐生川で、私は泳ぎを覚えた。
プールなど無かった時代ですが、それ程水量のある川で、中州には桑畑が広がり、桑の実を食べては口の周りを紫にしていたものです。

それが今、桐生川ダムが出来て川に水が無い状態だ。
中州はもう水害の心配がないから、桑畑が無くなり、分譲地となって家が建ち、団地になっています。
川には水がない代わりに雑草だらけで、全く風情もなく、だから、桐生川ダムは無い方が良いなと私は思う。
鬼怒川にも水がない。
だから、五十里ダムはない方が良いなと思う。

さて、栃木県南は地下水が豊富だった。
それが今、それ程のことは全くなくなったらしい。
井戸を掘る深さも、年々深くなり、地盤沈下の問題が起きています。
だから、南摩ダム問題が、身近に控えている。

それにしても、秋山川の現状を見ると、上流にダムなど無いにも関わらず、川に水がない。

我が町の閑馬川にも、水がないし、沢にも水がない。
もちろんダムもない。

隣の飛駒川にも、ダムはないが水もない。

旗川にも水がない。
やはり、ダムもない。

この問題こそ、私は政治的に、ダムよりも優先する問題ではないかなと考えていますが、民主党のマニフェストにあったかな?

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