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2009年11月12日 (木)

「イノシシ」と「いただきます」

工房のある佐野市閑馬町辺りにイノシシが出始めたのはまだ新しく、ここ10年ほどのことだと言います。
それを食する習慣もありません。
だからやたらに増え、田畑を荒らし、紺邑では、駐車場や庭が掘られています。

そこで、害獣駆除の免許をもつ、ご近所の椎茸農家の星野さんが、裏の庭にオリの罠を仕掛けてくださいました。
この辺りでイノシシを好んで食べるのは、私と星野さんだから、もう期待で一杯。
星野さんは、毎朝早く、見に来て下さっていました。

昨日、朝から書類作りをしていると、玄関のチャイムが鳴るので出てみると、星野さんが立ていて、「イノシシが掛かりました」と言うではありませんか。
20091111085306 「でも、子供なんです」との事ですが、勇んで罠のところに行ってみると、小さいのが三頭かかっている。
大人しそうでしたが、私達の気配を察すると、突然暴れ出しました。

 
ちょいと前ですが、あるオリに大きなイノシシが掛かった。
罠を仕掛けた人が近づくと暴れだし、なんとオリが壊れてイノシシがその人に襲いかった。
運悪く、U字溝にイノシシと共に落ち、双方逃げ場が無くなって、その人はイノシシの下敷きになって大変なことになった。
そこに犬の散歩をさせている人が通りがかり、「車にヤリがあるから、それでイノシシを突いてくれ」と何とか頼み、その人は救われたわけだけれど、両大腿骨を複雑骨折したそうな。
救った人は、人命救助で表彰だ。

そんなことがあったから、「イノシシが掛かっても、絶対にオリに近づかないで下さい」と、星野さんから注意されていましたが、子イノシシの暴れる姿を見ると、さもありなんと思いましたね。

「食えますか?」と聞けば、食べるところがあったとしても、鶏の足程度だから、土に埋めるのだそうで、どうしたかというと、ヤリで刺して駆除を致しました。

ヤリで刺した星野さんはなれているのでしょうが、それを目前にした私は、感じるところが多かったな。

そんな話を、時折このブログにコメントしてくる天狗さんに渋谷で話したら、やはりちょいと顔をしかめたけれど、その気持ちは分かる。

 
小学生の給食で、「給食費を払っているのだから、子供に『いただきます』なんて言わせないでください」という親が最近いるといいます。
この「いただきます」というのは、「生きとし生けるものの命を頂いて、私達は生かせて頂いています」という「いただきます」なんですね。

我々は普段、肉も食えば野菜も食うけれど、彼らもやはり生き物だ。
その殺生の上に私達は生かされているわけで、そう言えば、私が子供の頃は、庭の鶏小屋で飼っていた鶏を絞めて食い、魚を捕っては料理してもらったわけで、最近はそう言う実感の無い世界に我々は生きておりますね。

なにやら残酷な事件が数多く報道されているようですが、「『いただきます』なんて言わせないで」などという親がいるようでは、さもありなんと思いますがどんな物でしょうか。

そんな感慨でありますよ。
 

夕方、カミサンの姿が見えなくなった。
庭に出てみると、裏庭で星野さんとしゃべっている。
行ってみると、星野さんが罠を仕掛け直したそうな。
「今度は大きいのが掛かると良いなぁ」と私。
「わくわくする」というのはカミサン。

まあ、そんなモンです。

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