天狗
「古峯神社」という、天狗信仰で有名な神社が栃木県にあります。
神社の解説には
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当社は別名「天狗の社」とも呼ばれ、神社内参籠室や廊下には所せましと天狗の面、或いは、扁額・威儀物(火ばし、下駄、わらじ、天狗人形)が掲げられております。
これは熱心な崇敬者から心願成就の暁に奉納されたものばかりです。
天狗はご祭神のお使いとして、崇敬者に災難が起こった時、直ちに飛翔して災難を取り除いてくれる(災厄消除・開運)偉大なる威力の持主として広く根深い民間信仰を集めております。
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と書いてあります。
住所は鹿沼市ではありますが、地理的にはほぼ日光と言っても良く、銅山の足尾にも近い深い山の中で、佐野市閑馬町の真北になります。
昨日は節分でしたから、お参りに行くことにしました。
直線距離にすれば、たぶん30キロもないでしょう。
ところが、真北は山ばかりですから道路がありません。
ナビで行き方を調べて見ると、まずは東に向かい数十キロ走り、途中で北に向かい数十キロ走り、西にまた数十キロ走るという、カタカナのコの字の様に行かねばならない。
近道があるはずだとGoogleの地図で見ると、山の中を北東に栃木市方面に行き、そこから真北に古峯神社に向かう近道がありました。
一昨日の雪が気になったけれど、この天気なら解けているだろうと考えて、その道を行くことにしました。
そうしたら、始めは広くてきれいで実に整備されていて信号もなく、気持ちよくスイスイと走って行くと、段々山には入って行くし、道は狭くなるし、先日降った雪が消えずに残っているようになった。
それでもゆっくりと走れば、何とかなったのですが、山頂に近づくと、ついにタイヤがスリップして動けなくなってしまった。
車はつい最近、不要になった方から頂いたカローラで、受け渡しの時に「チェーンは純正のものが入っています」と何故か強調した申し渡しがされたのですが、この時の為であったようです。
初めてチェーンを付けました。
その昔、教習所でやったことがありますが、30年以上も前のことですから何にもわからない。
寒空の中、説明書を見ながら苦節1時間で何とかなって走り出すと、その先はまるで“いろは坂”の様な曲がりくねった坂道の上に、雪が解けずに残っている。
山頂辺りで野生の鹿や猿に出会ったりして下りになり、しばらく走るとポールに遮られて、その先が進めないようになっちゃった。
ポールを調べたら、道路の向こう側からこちらへの進入禁止・通行止めとなっておりました。
動かせるので、手動ではずして先に進みましたが、つまり、通行止めの雪道を走ってきたことになる。
そんなこんなで、ようやくたどり着きましたが、神社の中は善男善女の笑い声に包まれておりました。
こんなに明るい雰囲気の神社は初めてです。
「御参籠」と言って、お泊まりになる方々も沢山いらっしゃるようです。
お参りし、ご祈祷も受け、すがすがしい気持ちになって下山。
帰りは、カタカナのコの字で帰ることにしましたが、ついでに宇都宮の東武百貨店で開かれている「新潟・長野物産展」に行って参りました。
知り合いが沢山いて、中には懐かしい人もいて挨拶も出来ましたが、工芸担当の酒見君はお休みだったらしく、会えなくて残念でしたね。
このブログに時々コメントしてくれる「原人」くんも、奥様と一緒に販売に勤しんでおりました。
原人君の焼き物は丈夫で有名ですが、相変わらず身体もでかくて丈夫そうだ。
夕飯のおかずの買い物も、物産展で全部済ませ、夜は原人君の「発泡酒がビールになる」という焼き物でビールを美味しく頂きながら、のんびりさせていただきましたとさ。
やはり、物産展は楽しいですねぇ。
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コメント
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昨日はご来店頂きまして有難うございました。
その上差し入れまで戴きまして有難うございました。みんなで美味しく頂きました。
奥様にも宜しくお伝えくださいませ。
<発泡酒が生ビール>になりますのでどうぞ飲み過ぎにご注意下さいませ~~~
投稿: 原人 | 2010年2月 4日 (木) 09時15分
原人君にはコメントありがとう。
たしかに、発泡酒が生ビールだね。
今晩も、それで晩酌だ。
ありがとう(^^)/
投稿: 紺屋 | 2010年2月 4日 (木) 22時11分