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2010年2月 9日 (火)

割建て

 そもそも藍染めは、醗酵という手段を用いて、水に溶けない藍を可溶性にして染め液を作ってきました。それを、「建てる」と言います。

 藍染めの原料は、藍草の葉に入っている。しかし、藍が沢山入っているわけではないから、大量に染めることは出来ないし、色が無くなれば直ぐに染まらなくなる。

 醗酵は微生物の力だから、調整も難しい。

 そこで人類は、化学の力で、藍が100%入っている原料を、コールタールから作り出しました。
 それを、合成藍・人造藍・インディゴ・ピュアーなどと言います。

 これを、藍建てした液に混ぜることを、「割建て」といいます。
 
 この建て方の基本には、植物の藍も、コールタールからとった藍も、全く同じ物質だという化学的な考えがある。それが、醗酵建てをしている紺屋が、合成藍で割ることの正当性の裏付けとなっているようです。   

 醗酵建てにも、灰汁で醗酵させる「本建て」と、苛性ソーダや石灰などを使った「醗酵建て」とあります。
 何故苛性ソーダや石灰を使うかと言えば、強アルカリ性の溶液を作るため。
 灰汁も強アルカリ性ですから、苛性ソーダは灰汁の代わりだというのが、化学的な考えです。   

 醗酵させて「建てる」というのは、化学的に言えば還元という化学反応なんだそうです。だから、液を還元させればよい事なので、還元剤を入れれば、醗酵と同じ化学反応が簡単に得られる。

 この還元剤で建てる方法を、「化学建て」といいます。 
   
 以上は、すくもを使っている藍建ての種類ですが、化学的に言えば、「本建て」も「醗酵建て」も「化学建て」も「割建て」も、全て変わりがありません。すくもを使いさえすれば、なんでも「本藍染め」になってしまう所以でもありましょうかね。

 化学を元に藍建てを考えれば、こういう事になるわけです。

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