紺邑のホームページ

  • 紺邑のホームページ
    新しいホームページがオープンしました。紺邑について、藍染めについての情報です。

ネットショップ

  • G.i-Japan
    藍染を始める方。藍染をなさりたい方もお訪ねください。藍に関する資材とノウハウを提供します。 藍染の製品もあります。 その他にも、沢山そろえて行きます。

イベント情報

フォト

« 割建て 序 | トップページ | 還暦 »

2010年2月 9日 (火)

割建て

そもそも藍染めは、醗酵という手段を用いて、水に溶けない藍を可溶性にして染め液を作ってきました。それを、「建てる」と言います。
 
 

藍染めの原料は、藍草の葉に入っている。

しかし、藍が沢山入っているわけではないから、大量に染めることは出来ないし、色が無くなれば直ぐに染まらなくなる。

醗酵は微生物の力だから、調整も難しい。

そこで人類は、化学の力で、藍が100%入っている原料を、コールタールから作り出しました。

それを、合成藍・人造藍・インディゴ・ピュアーなどと言います。

これを、藍建てした液に混ぜることを、「割建て」といいます。
 
   

この建て方の基本には、植物の藍も、コールタールからとった藍も、全く同じ物質だという化学的な考えがある。

それが、醗酵建てをしている紺屋が、合成藍で割ることの正当性の裏付けとなっているようです。

   

醗酵建てにも、灰汁で醗酵させる「本建て」と、苛性ソーダなどの薬品を使った「醗酵建て」とあります。

何故苛性ソーダを使うかと言えば、強アルカリ性の溶液を作るため。

灰汁も強アルカリ性ですから、苛性ソーダは灰汁の代わりだというのが、化学的な考えです。

   

醗酵させて「建てる」というのは、化学的に言えば還元という化学反応なんだそうです。

だから、液を還元させればよい事なので、還元剤を入れれば、醗酵と同じ化学反応が簡単に得られる。

この還元剤で建てる方法を、「化学建て」といいます。

 
   
以上は、すくもを使っている藍建ての種類ですが、化学的に言えば、「本建て」も「醗酵建て」も「化学建て」も「割建て」も、全て変わりがありません。

すくもを使いさえすれば、なんでも「本藍染め」になってしまう所以でもありましょうかね。

  

化学を元に藍建てを考えれば、こういう事になるわけです。

« 割建て 序 | トップページ | 還暦 »

藍染め」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/194328/47523331

この記事へのトラックバック一覧です: 割建て:

« 割建て 序 | トップページ | 還暦 »