アンゴラとウールの広幅
さて、最近は一人で染め三昧で、当たり前ですが染め師家業に精を出しております。
朝早くからですから寒い。
先ずはストーブの火を起こして部屋を暖める。
昨夜、酢水につけておいた布を丁寧に洗っていると、朝日が差し出し、それらを庭に干す。
染めるものを灰汁につけて、繊維の間から空気を抜き、灰汁に慣らす。
そして、おもむろに甕にゆっくり入れるという、ウールの藍染ばかりをしております。
今日は、アンゴラの染め直しと平織りのウールの広幅。
左がアンゴラ。パッチワークにするために、改めて染め直しを致しました。
右はウール地。
巾が130㎝を超え、長さも6mくらいある。
こんなウールを染めるには、大きな甕を灰汁で建たせなければなりません。
私は石灰も使うべきじゃないという考えですが、そう容易い事ではないとも思っている。
そうこうする内に、午後には米田さんと中澤さんご夫妻が久しぶりにお見えになった。
米田さんのご主人は車いすだから、1階で懇談。
中澤さんはフォードのバカでかいピックアップで入らしたけれど、これがまたアメ車が良くお似合いだ。
お二人とも飛行機つながり。私は高所恐怖症(´;ω;`)ウウ・・・
すばらしいお買い物までしてくださった。
そのうち、地元のお客様もお見えになって、これまたゆっくりと懇談。もちろん、お買い物もしてくださった。
染めながら何故こんな事が出来るかというと、ウールの藍染めは、染める回数よりも時間が肝心だからなのです。
藍に浸ける時間、洗う時間、干す時間のことです。
ですから、染めと染めの間に、時間がとれるのです。
だから、お客様ともお話しが出来ると、こういう分けですね。
朝六時から染め出し、夕方六時に仕事を終えると、後は風呂と晩酌とご飯だ。
一人きりでゆっくりとやりましたね。
風呂も、2回いただいた。(゚ー゚)
« アルパカを藍染 それも広幅 | トップページ | 日曜日 »
「藍染め」カテゴリの記事
- 教える事 教わること(2020.08.17)
- 基礎(低⦅ひき⦆きところ)(2020.08.02)
- 古代布の事(2020.07.04)
- 紅花染めの事(2020.06.28)
- 藍染の原料の薪づくり(2020.06.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント