フォト

紺邑のホームページ

  • 紺邑のホームページ
    職人の手づくりのホームページです。 紺邑について、藍染めについての情報は、こちらをご覧ください。

ネットショップ

  • G.i-Japan
    藍染を始める方。藍染をなさりたい方もお訪ねください。藍に関する資材とノウハウを提供します。 藍染の製品もあります。 その他にも、沢山そろえて行きます。

他のアカウント

« 仙台終了 | トップページ | 藤布 »

2011年2月 1日 (火)

大舘曲げわっぱ

民謡「秋田音頭」はご存じだろうか。

その歌詞の中に「秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ(アーソレソレ)能代春慶、桧山納豆、大館曲げわっぱ」とある。

今回は、秋田名物「大舘曲げわっぱ」の職人をご紹介したい。

20110131111223

伝統工芸師九嶋郁夫さん。

 
ある日ある時ある百貨店から、大舘曲げわっぱの職人を紹介して欲しいという話しがあった。

催事に出展している職人は限られていて、彼らは業界なら誰でもが知っている人たちだし、私も全員親しい。

この時は、新鮮さが欲しかったので、どなたか違う人を探してみた。

そこで、このブログではお馴染みのイタヤ工芸の菅原さんに聞いてみたら、「本当の職人なら久嶋さんしかいねぇな」とおっしゃるので、「じゃぁ、紹介して下さい」と頼んでみた。

「だけんどもよぉ、なにしゃべってるかわかんねぇかもしれねぇよ」と、なにしゃべっているのか良く分からない菅原さんが言う。

こりゃ大変だと思いつつ電話してみると、なるほど解らない。

なんとか頑張ってお話しして、出展していただくことになった。

 
さて、当日ご挨拶にうかがうと、やはり何しゃべっているのか良く分からない。

それでもなんとか会話が成り立った。

作品というか商品は、素朴で衒いがなく、値付けも真っ正直で、久嶋さんの人柄そのもののように感じました。

20110131111301

紹介者の私は大満足で、菅原さんに感謝です。

 
催事の何日か目に、会場に久嶋さんの姿が見えない。

お姉様だか妹さんだか解りませんが、女性が入らしたのでお聞きすると、叙勲の為に宮中に上がっているとおっしゃる。

20110131111320

職人としては名誉なことなんでしょうが、宮中からお帰りになった久嶋さんは、淡々と仕事をなさっていました。


その後、ブラシ屋の旦那にも企画の小山さんにもご紹介すると、いつの間にか日本橋三越の「匠の技展」にも出展なさっていて、最近は色々な催事でご一緒するようになりました。

 
久嶋さんの実演の特長は、本当の物作りを現場でしている点にあります。

20110131111506

道具を持ち込み、その場で作ったものを商品として売る。

売れるくらいだから、修理も引き受ける。

それが他の人のものだろうとなんだろうと、無料でです。

「そうするとねよ、お客はただではかえらねぇからねよ、なんか買ってくれるのさ」という意味のことをおっしゃっていましたね(^_^;)

そして、「年取ってきて、仕事が楽しくて仕方なくなってきた。大川さんはそう云うことはないか?若い頃より今の方が良いな」ともおっしゃる。

職人の先輩の言葉として、素晴らしいですねぇ。
 
 
写真に取り忘れましたが、ブドウつる細工の戸田寒風さんとは、会話に支障が無く話しをしている。

仙台のお客様も、同じだ。

やはり、東北の人は凄い!って、当たり前ですな。


久嶋さんを詳しく紹介しているブログがありました。

ご興味ある方は、こちらもご覧下さいませ。

« 仙台終了 | トップページ | 藤布 »

職人」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大舘曲げわっぱ:

« 仙台終了 | トップページ | 藤布 »