【大変】を辞書で引くと・・・
1 重大な事件。大変事。一大事。
2 物事が重大であること。また、そのさま。
3 苦労などが並々でないこと。また、そのさま。
っとありますが、文字通り、大変な一日でした。
先ずは女房殿が、明日からの札幌三越で開かれる「日本の職人『匠の技』」という催事に出展するために、バスで羽田に向かうことになった。
バスターミナルに送ってゆく途中、「飛行機のチケットは?」と云う。
なんと、家に忘れてきたらしく、取りに戻ったら、バスに乗り遅れた。
電車やその他のバスの時刻表を調べたら、何をやっても飛行機に間に合わないので、私がそのまま、車で羽田に送って行くことに。
午前8時15分に佐野を出て、途中混んだけれど、10時ちょっと前に羽田空港に着いた。飛行機は11時発ですから、余裕だ。
やれやれと昼過ぎ家に着くと、札幌から「あのー、御社の荷物が届いていないんですが、調べてみてくれますか?」と、企画会社の小山さんから電話。
そんな筈はない。なにせ、小田急町田店を20日に終わり、そのまま23日必着で札幌に荷物出ししているはずだからです。日程に、もの凄く余裕があった。
荷物を預けた佐川急便に電話したら、「台風の影響で、荷物が着くのは明日になります」と、暢気な答えが返ってきた。
台風なんて、そりゃあ、大きかったけれど、あっという間に通り過ぎたはずだ。そんなことは、日本の常識。
ましてや、23日必着で出している荷物が、27日になるとは何事か!
遅れるなら遅れるで、言ってくれればこちらで対処も出来た。
それからが大変。
町田小田急担当の高坂君からも、札幌からも、佐川に連絡入れてくれて様々に交渉。
三越は、明日の朝7時に荷物を上げられるようにしてくれた。そうすれば、なんとか開店に間に合う。
佐川に電話して、「なんでも良いから、明日の朝7時に荷物を付けてください。三越にも交渉して、開けてくださるそうです」となった。
やれやれと思ったら、「やはり、明日の15時近くに札幌に着くことのなります」と、佐川から連絡があった。
「そりゃ困る。飛行機出してもヘリコプターを用意してでも、荷物を明日朝入れて下さい。仕事なんですから当たり前でしょ。取りあえず、荷物が今、何所にあるのかだけでも教えてください」なんてことなどをやりとりしても、「済みません、やはり、明日の午後になります」という結論を出されてしまった。
私は、仕事に穴を開けたことは、この生涯でワンステージだけ。
長崎の仕事だと思って行ったら、福岡だったことがあり、慌ててタクシーを飛ばして行ったけれど、ワンステージ穴を開けた。
生涯にたった一度だけのことが今、起こりつつある。
いや、今度はまるまる一日穴を開け、それどころか、お客様と三越と他の50人の職人と企画会社に迷惑を掛けてしまう。
佐川急便は、なにをどう考えているというのでしょうか。
「なんとか明日の朝7時にはご連絡できるようにします」というけれど、連絡してくれたって、荷物が着かなければどうしようもない。
台風で間に合わないと分かれば、私が自分で札幌まで荷物を運ぶことも出来た。女房殿を羽田に連れて行き、長崎から福岡までタクシーを飛ばしたようにです。
23日必着の荷物が27日になるなら、それなりの連絡をして対処するのが、仕事という物でしょうに。
飛脚はダメだと皆さんおっしゃる。ネコにすれば、こんな事はないとも。
そんな評価があるだけでも、恥を知らなきゃなりませんね、佐川さん。
結局、女房殿も明日、開店に間に合うように出勤することになったけれど、商品が無いから何も出来ない。
御来店いただいたお客様に、謝る事しかできません。
電話すると、「今日は大変だったの。羽田で飛行機に不都合があって、45分も待たされたのよ」ですって。
これだけ色々あれば、後は良いことしか待っていないでしょう。
「人間万事塞翁が馬」、「人生は糾える縄の如し」と言いますからね。
そう考えるしか、無いじゃありませんか。
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