紺邑のホームページ

  • 紺邑のホームページ
    新しいホームページがオープンしました。紺邑について、藍染めについての情報です。

ネットショップ

  • G.i-Japan
    藍染を始める方。藍染をなさりたい方もお訪ねください。藍に関する資材とノウハウを提供します。 藍染の製品もあります。 その他にも、沢山そろえて行きます。

イベント情報

フォト

« SNS 特にfacebookというやつ | トップページ | 手入れ »

2011年9月25日 (日)

リサイクル文化の日本

足利市に、【銘仙姿で足利散策 県外から予約殺到、地域おこしに意欲 栃木】というイベントがあったと云います。

産経新聞の記事の中に、「この日は着物をPRする市民団体『AKG(足利着物ガールズ)23』のメンバーも参加し、銘仙姿でイベントをサポートした」とありますが、AKG(足利着物ガールズ)23のリーダーが、岩手県にボランティアに行っている木村さんその人です。


このイベントは、私が知る限り、町おこしイベントとしては出色だと思います。

それは、町並みと、銘仙という足利の産業の歴史を融合しているからですが、もう一つは、日本特有の文化である「着物」を見直しているという点にある。

  

今世界は、地球温暖化とやらでエコロジーが叫ばれ、リサイクルが見直されていますが、日本人のライフスタイルは、正しくエコロジーとリサイクルの文化だった。

江戸時代はゴミ一つ無い時代といわれ、それは1970年代初め、田中角栄の列島改造論により、大量生産大量消費の世界に入るまでなんとか続いた。
 
現在、リサイクル文化の最先端と云われるドイツは、70年代までの日本を学び、今日本はドイツに学ぶ。

歴史の皮肉ですね。

   

日本のリサイクル文化の尤も典型的な例は、人糞の肥料としての利用にあるけれど、きれいな話しでは無いので遠慮することにして、着物に目を向けてみたい。

 
 
着物は反物から作りますが、仕立てたあと、ハギレはほとんど出ません。洋服はどうかなど、推して知るべしです。

お直しし、洗い張りしながら長く長く着られますが、最後は雑巾で終わる。藍染のゆかたは、おしめになった。正しく、リサイクルそのものです。
 

たたんで仕舞いますから、場所を取りません。だから、箪笥などの家具も少なくて済むし、へたすりゃ行李に入れれば済んでしまう。狭い国土と家屋敷に、ピッタリ合っていますし、これこそ、エコですね。

後ろ姿は帯で美しく見せ、帯と着物のバランスも、柄に柄を合わせても美しい。そこに、隙のないデザインの妙味が生まれる。

つまりは、日本の伝統文化の復活こそ、リサイクル文化の実現だと、伝統に身を置く私はつくづく思う。
 
  

灰の利用も然り。

日本人に、植林の文化があったこと。

だから、海が豊かだったこと。

木を切り、家や器を造り、削りクズを燃やして灰を作り、灰は我々染め屋が灰汁を取って色出しや精練に使い、灰汁を取りきった灰は、焼き物の釉薬となる。

灰汁と餅米であくまきを作り、ミネラルたっぷりの保存食にもなる。

今で云う洗剤も、灰だった。

灰を田畑に蒔けば栄養となり云々と、書けばキリがありません。

 
リサイクルを叫ぶ人々よ、反原発を叫ぶ人々よ、願わくば日本の歴史と文化に思いを馳せて欲しいと、心から願います。

なぜ原発が出て来るか?疑問に思う方は是非とも日本の文化を見直していただきたい。

 
 
こんな事を思わせるイベントを、出色と言わずしてなんと言いましょうか!


 


« SNS 特にfacebookというやつ | トップページ | 手入れ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/194328/52832009

この記事へのトラックバック一覧です: リサイクル文化の日本:

« SNS 特にfacebookというやつ | トップページ | 手入れ »