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2011年10月27日 (木)

東急初日

東急東横のお仕事は、一種異様。

前日の夜の10時から、社員食堂でミーティングをして諸注意を聞いたりなんだり。その間、会場準備が突貫工事でなされている。

11時過ぎて会場準備が出来ると、隣の屋上に集められている荷物を、各々が自分で会場に運び入れるのですが、この作業がちょいと心に「なんでこんな事をやらなきゃならんのだ」と響いてくる。

年寄りの多い催事ですけれど、みんな黙々とやっている。年寄りが多いと言うことは、それなりの実績も名もある人達で、国や県指定の無形文化財やら現代の名工やら工芸会の正会員やらで、地元でも業界でも名士でしょうし、「名人達の仕事展」の名に恥じる人はほとんどいません。

名もない私が「なんでこんな事をやらなきゃならんのだ」と思うくらいですから、彼らもやりたいと思ってやっている訳じゃないだろうし、こんな事をしなきゃならないのは、日本広しといえども、ここだけだ。

 

常識的には、ミーティングが必要なら、それなりの当たり前の時間(例えば夕方)に集めてすればよい。そして、翌朝準備でしょう。当然、荷物を自分で会場まで運ぶなんて事はしません。

まあ、嫌なら来なきゃ良いわけで、それでも皆さん出展なさっている。でも実際、来なくなる人も居るでしょうね。

私も歳をとり、割合業界を知る方だけれど、東急東横店の催事には全く縁もなかった。

この「名人展」の初回は8年前ですが、私にも出展のオファーが来て、担当の津田さんが、私が出ていた池袋東武まで挨拶に来てくださった。この方とはこれが初対面。

お話を聞いているうちに、何故か閃いて、「ヒョッとして、藍染がもう一軒が入っていませんか?」と聞いてみると、「いや、諸般の事情がありまして・・」とピッタンコカンカンだった。それを聞いて、直ぐにお断りしました。

 

そんな経緯があったにもかかわらず、2回目から何故出展しているかというと、この津田さんという方の熱心さとキャラクターに寄る物。

どうにも手の施しようがないほど熱心で、催事に対する思い入れが深い。その熱に伝染するように職人達がやられて、年寄り達も荷物運びをしているように思いますね。

 
もう一つは、この荷上げ以外は、我々出展者に対するホスピタリティーが優れていると言うこともあるでしょう。

催事開催中は、社員が何人も会場を歩いていて、問題が起これば直ぐに対処してくれます。

 

そういう点においては、この催事は何処にも負けません。何か事が起こっても、社員を捜す必要もありませんし、販売以外で、我々出展者に負担を掛けることがほとんど無い。

でも、やっぱり異様でして、それは藍染が2軒入っていると言うことにも象徴されています。

 

馴染みで生粋の江戸っ子の上田さんが入らして、「おい、なんでもう一軒同じ様なのがいるんだ?」とお聞きになった。

その通りで、これに関しては、承知して参加している私の方が悪い。

ブラシ屋の旦那の「行ってやってよ」という一声で参加していますが、そろそろ考えないといけません。

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