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2011年12月 5日 (月)

佐野の事 唐沢山神社

藤原秀郷の居城跡が、唐沢山神社として今でも残っています。

息子が小学生のころ、剣道大会で来たことがあったけれど、ただの山の上という印象だった。

 
隣の足利市には、町の真ん中に足利義兼(足利尊氏の6代前)縁の鑁阿寺があり、国宝指定でもあるし、佐野市にはそういうものが無いなと私は思っておりました。

久しぶりに唐沢山に登りましたが、私にとって唐沢山神社の存在感が、以前とまるで違う。鑁阿寺に、決して引けをとらないという印象を強く受けました。

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神社は明治時代の創建ですから新しいけれど、その土台は秀郷以来のものですから、1000年の歴史が息づいています。

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この石垣は、当時のままだそうです。
 
境内は隅々まで掃き清められ、建物にも敷石にも人の真心が入っていて、佐野の人々の信仰の深さを感じさせてくれます。

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この神楽殿は、正月一日だけ開かれるそうですが、来年は、大償神楽をこの神楽殿で舞っていただくことになりそうです。

天命鋳物師の若林さんのご尽力の賜物だけれど、この鈴もまた、若林さんのお作。
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綱を引くだけで、若林さんならではの、なんともいえない音の響きが出ます。

若林さんは、足利市小俣町にある鶏足寺の鐘もおつくりになっている。鶏足寺もまた、平将門討伐に縁のお寺でもある。

小俣出身の私がそう申し上げると、若林さんは感慨深そうでありました。

  

佐野市にお越しの節は、ぜひとも唐沢山神社へのご参拝をお勧めします。

神社のたたずまいも、石垣の歴史の深さもすばらしいけれど、また景観が凄い。

関東平野を一望でき、遠く東京の高層ビル群や、スカイツリーが見えますよ。

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