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2012年5月31日 (木)

日本のリサイクル文化

昨日から、片付けとお掃除ばかりしております。

紺邑にテレビ番組の取材があったので、これを機会に、工房の大改造をしようと一念発起したわけです。

テレビは、BS-TBSの「謎解き!江戸のススメ」という番組で、趣旨は「リサイクル」。

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紺邑は、灰の灰汁を使って藍染の液を作っています。それが、日本のリサイクル文化の象徴的な事なのです。

 
木は森に生えています。

それを切って、家、器、舟などの物づくりをして日本人は生活してきた。

切ったり削ったりすれば、切れ端やクズが出来る。

それを燃やせば、灰が出来る。

灰から「灰汁」をとって、染め物の色出しに使い、藍は染め液を作る。

灰汁を取りきった灰は、陶芸の世界で釉薬となる。 
 
 
灰はまた、洗剤だった。今の合成洗剤に負けず劣らずきれいになります。

灰にはミネラル分が沢山入っているので、田畑の肥料にもなった。
 

日本人の生活上のエネルギーの大半は、木からとった。

だから、日本の森には、倒木も枝なども落ちていなくて、きれいな物だった。

何故なら、「お爺さんは山にしば刈りに」行くわけで、山の木々は大切な物だったからです。

 
きれいな山に、落ち葉が積もる。

雨が降り、お日様が当たると、それが醗酵して腐葉土に変わる。

腐葉土は鉄分を水にとかし、川の水となって海に注ぐ。

鉄分は海草を育み、酸素とプランクトンが豊かな湾となり、そこに小魚が集まり、小魚を求めて中型の魚が集まり、それを求めて大型の魚が集まり、貝類も繁殖して豊かな海となった。貝塚のある所以でもある。

「漁業林」とは、漁師が山に木を植えた森のこと。

漁を祈る神社は、森にある。

漁師は、森の大切さを知っていたのですね。

 
今は、灰を使いません。

灰が無いからです。

木を燃やしませんからね。

だから、山は荒れ放題。

ちょっと歩けば、倒木ばかり。

 
灰を使ってみると、山が文字通り宝の山に見えます。

宝は誰でも大切にしますから、結果は漁業も栄える。

そんな事が、古代からつい最近まで続いていたけれど、現在は見る影もありません。

 
リサイクルの最先端はドイツだと云います。

そのドイツは、日本に学んだ。

それもつい最近の、1970年代初めの頃。

そのドイツに日本人はリサイクルを学び、ドイツが学んだ日本のリサイクル文化を学ぼうとしないのは不思議だけれど、日本人は日本を見ないようにされている戦後の問題がそこにある。

 
こんな話しはテレビでは出来ないけれど、いつかゆっくりと書いてみたいと思います。


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