たまにはみんなで一杯やろうと云うことになって人を集めたら、9人にもなってしまった。
目論見はお好み焼きだったけれど、人数が多すぎるので、私の好きなビアホールに決めた。
ネットで近くにキリンシティを見つけ、帆布の細野君が予約を入れてくれたら満席とのこと。
「日曜日だし、行けばなんとかなるさ」と思った。
だいたい、大阪にビアホールが少ないように思う。これは、ビアホール文化が大阪になじまない所為だろう。なんて、細野君達と勝手に解釈。だから、きっと行けば座れると決定!
側でそれを聞いていた博多織のマネキンさんが、「大阪を甘く見てはあかん」と言った。
お仕事が終わって、隣のビルに移動。
その間のコンコースには、人が一杯。
ちょいと心配になってきた。
ビルの8階のレストラン街に到着すると、お店がありすぎて、キリンシティが何処にあるのかが判らない。
細野君達が探したら、直ぐ側にあった。
入ると、10人くらいの席がちょうど空いたところで、片付けを待てば直ぐに入れるという。
「な!やっぱり言ったとおりだね」となって、外の待合いで片付けを待っていると、だれかが「ここ、違うんじゃないの?」という。
よく見たら、ステーキ屋だった。
慌てて移動し、もういちどキリンシティを探すと、ずーーーーっと先にあった。
けれどだ。
けれど、満席。
「9名様だと、少しお待ちいただくことになります」と、店の人は云う。
「少しって、どのくらいだい?」とわたし。
「そうですねぇ、一時間ちょっとだと思います」って、冗談じゃありません。
そこで先ほどのステーキ屋にまた移動した。
その間、どの店もお客が一杯。
「こりゃあ、あの店もいっぱいになっちゃったかな?」と心配になったけれど、着いてみると、先ほどの席がまだ空いている。
これ幸いと席に着く。
さて何を飲もうか食べようかとメニューを開けてみたら、ここはファミレスのステーキ屋だった。
つまみになるようなものは、フライドポテトとフライドチキンしかない。
ステーキを頼むと、必ずライスが付いてくる。
サラダはサラダバーとやらへ自分で取りに行く奴だ。
べっ甲の岳野は、「出ましょうよ」というけれど、こっちにはもうそんな体力はない。
しかし、ビールは恵比寿の生があった。
それも、なんと今日に限って半額だという。
開き直って、先ずは黒ビールで乾杯。
さすが恵比寿。美味い!
フライドポテトとフライドチキンは、不味くない!
サラダをどうしようと、ウエートレスに「五人で分けて良い?」と聞いて見ると、良いという。
細野君達若い者が取りに行ったけれど、醤油もドレッシングもかけてない。
「あすこにコップがあるだろ?あれにドレッシングを入れてもってくりゃ良いじゃないの」と江戸文字の橘右之吉さん。
「そうですね」って、細野君がコップに入れて持ってきたけれど、ファミレスでこんな事やってる奴らを私は知りません。
「おい、ねぇちゃん」と、右之吉さんがウエートレスを呼ぶ。
ファミレスでこういう人を見たこともありません。
サンゴの久木山君が、「こういうところでは、サイコロステーキが良いそうです。良い肉の余りを使っているらしいですよ」というので、200グラムを三人前、取りあえず頼んでみた。
出てきたステーキを一口。
硬い!
右之吉さんと組紐の中川さんと私は、歯が悪くてお手上げだ。
ところが、久木山君達は、「そうですか?美味しいですよ」とへっちゃらだ。
うらやましいけれど、腹が減ってはいたので、我々年寄り組はハンバーグを注文。
当然、ライスが付いてきた。
それをつまみに、ビールを飲むこと飲むこと、ついには恵比寿の琥珀って奴を飲み尽くし、「済みません。売り切れです」と、ねぇちゃんが言った。
ファミレスで、こんなにビールを飲む奴らも知りませんが、それからは黒ビールだけを飲んだ飲んだ。
隣の岳野はワインを注文。
右之吉さんは、「生涯、二度とこう言うところには入らないでしょう」なんて言いながら、なんとライスまで食べている。
わたしも食べた。
腹一杯になり、さて勘定をしたら、一人2500円なり。
勘定だけには、大満足(^_^)v
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