紺邑のホームページ

ネットショップ

  • G.i-Japan
    藍染を始める方。藍染をなさりたい方もお訪ねください。藍に関する資材とノウハウを提供します。 藍染の製品もあります。 その他にも、沢山そろえて行きます。

イベント情報

フォト

« 名古屋3・4日目の夜のことなど | トップページ | 無事名古屋から帰還 »

2013年5月26日 (日)

高級な藍染めとそうでない藍染め っというお話し

今日、「藍染めは人を守る。だから野良着だし手ぬぐいだった」と私が言うと、「でも、藍染めは高級品でしょ!?」とおっしゃったお客様が入らした。
 
確かに、高級品なら農民が買えるわけがありません。
しかしこういう発想は、現在から昔を見ているからこそで、明治時代を「富国強兵に浮かれていた」なんて思うのも同じです。
 
 
そもそも藍染めには、高級品の藍染めと普段使いの藍染めと二種類あった。
阿波藍を使い、色や柄や素材にこだわった物が高級品としてあり、一方、地藍(阿波藍以外の藍を、阿波の人達はこう呼んで蔑んだ)で染めた藍染めには、高級品のようなこだわりはなかった。
 
農民は、綿や絹を自分で育て紡ぎ、糸にして売る。
 
売り物にならない糸を自分で括り、紺屋で染めて貰い、その糸で機を織って生地を作り、着物や布団などに仕立てて使っていた。
 
農業と同じで、買う物がないからお金が掛からない。払う物は、染め代位なものです。
 
「江戸っ子は宵越しの金を持たない」なんて云うのも、その時代はお金が掛からない生活をしていたからなんですな。
 
 
「知足」と云う言葉があります。これも又、自分で物作りをしていた時代のことだと、思い起こさなければならないと私は思う。
 
なんでもお金で買うことで物を用立てて生活する現代、「足を知ることが大切だ」などといって節約や倹約を人に求めることは、ただの「貧乏」をさせるだけなんじゃありませんかね。
 
そんな生活で、精神が豊かになるなんてことはないとも思います。
 
 
農業や我々工芸の物作りの意味も、そんなところにあるのではないか。そう私は考えております。
 
Photo
           手紬・手織り綿チュニックとオーガニックコットンストール
 

« 名古屋3・4日目の夜のことなど | トップページ | 無事名古屋から帰還 »

藍染め」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/194328/57464011

この記事へのトラックバック一覧です: 高級な藍染めとそうでない藍染め っというお話し:

« 名古屋3・4日目の夜のことなど | トップページ | 無事名古屋から帰還 »