すくも到着!藍建て開始とその見学会を開催!!
昨日、‘すくも’(藍草の葉を醗酵させた藍染めの原料)が到着しまして、直ぐに藍建てを始めようと思いましたが、せっかくだから、地元で藍の栽培をしている方達に、すくもとは如何なるものかを見ていただこうと、集まっていただきました。
手で触っていただき、匂いをかいでいただいた。
土のような良い匂いがします。
土のような良い匂いがします。
染めながら、いつもよりは詳しく藍染めのメカニズムを説明させていただいた。
藍草の葉の中にある藍は、青藍として存在し水に溶けないこと。
灰汁で醗酵させると、白藍として液の中に溶けていること。
灰汁で醗酵させると、白藍として液の中に溶けていること。
布を入れるとそれが付着し、外に出して酸化して元の青藍に戻って青くなること。
青藍は水に溶けないのだから、しっかり酸化させれば色落ちも無くなること。
この藍甕にすくもを入れて、藍建ての始まりをごらん頂きました。
写真を取り忘れましたが、この後温めた灰汁を入れて棒で突きながら、灰汁をすくもに食べさせるという作業を致しました。
参加者の中には、母上の名付け親が田中正造という人がいらして、その名前の付け方がいかにも田中正造らしいので、彼の人生や人となりを語り合い、閑馬が生んだ偉人栗原彦三郎のひ孫の奥さんもご一緒だったので、しばし佐野の歴史の話で盛り上がりました。
これが切っ掛けとなって、佐野の人たちが、より佐野の歴史に親しくなってもらえれば良いな、などと思っています。

県道66号線の閑馬川を渡ったところの左側にある、栗原彦三郎の像です。
この像が建てられた経緯と彦三郎の紹介が、弟子の刀匠・安房國住昭房を紹介しているホームページにあります。

県道66号線の閑馬川を渡ったところの左側にある、栗原彦三郎の像です。
この像が建てられた経緯と彦三郎の紹介が、弟子の刀匠・安房國住昭房を紹介しているホームページにあります。
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