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2013年6月 1日 (土)

藍建ての様々。先ずは建てる事と維持する事。っというお話し。

藍染めの液を作ることを、「建てる」と云います。

伝統的手法の「醗酵建て」の場合、建たないこともある。
つまり、失敗です。
 
ある染め師が、友人にせがまれて藍建てを教えた。
もちろん、灰汁を使った本建てです。
でも、建たなかった。
「大川さん、なんで建たないんでしょうか。私には分かりません」と、その国指定重要無形文化財技術保持者会会員の染め師は私に言った。
 
私も、同じ経験を何度かしています。
嘘偽り無く教えても、建たない。
 
風間君も、初めは建たなかった。
私には、灰汁の選択と嵩上げの時機を間違えたと分かっていたけれど、黙って見ていた。
一ヶ月して相談に来たので考えさせてみたら、答えが見つかった。
この場合は、建て直しを致しました。
 
藍を灰汁で建てられるようになる人もいる。
ところが、維持管理が難しいらしく、大抵は一週間くらいで液から藍が消える。つまり、藍染が出来なくなる。
そこで、お薬を使ってしまうのです。
 
中には、維持管理が出来るようになる人もいる。
しかし、これまた悩みが深い。
 
 
ある日の午後、紺邑に団体客がお見えになることになっていました。
私も風間君も留守でしたので、家内が実演をすることになっていた。
午前10時過ぎ、私に電話が掛かってきて、全ての甕から藍の色が消えたという。
新しく建ててまだ一週間の甕もあったのに。
さて、私も流石に困った。なにせ、旅先ですから。
 
当時、アルバイトの若者がいたので、彼に状況を聞いて、想像と勘で手入れを指示。
もちろん、お薬などありませんから、灰汁と貝灰と黒砂糖で対処しました。
問題は灰汁の質と温度と、貝灰と黒砂糖の量と攪拌の仕方だったのですが、取りあえず指示通りにさせた。
結果は奇跡のように復活!
無事、実演することが出来た。
 
何事も経験だというのは易しい。
しかし、気付きのないそれは、役に立ちません。
 
P10206212 
嵩上げ途中の藍の液の状態ですが、泡よりも液の光りととろみが肝心。
ますは、良い姿を見て覚えることです。

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