ふすまの事
ふすまを漢字で書くと、麦偏に皮と書くらしい。
そのものずばりで、麦の皮のことです。
今は家畜の餌として使われているようですが、終戦直後の貧しい時期、日本人はこれで水団を作って食べていた。
佐野市は麦の産地ですから、どこにでもありそうだけれど、今は一カ所しか知りません。
そこに買いに行くと、小麦を挽いているおじさんが、「藍染めがふすまを食うとは知らなかったなぁ」と言った。
藍はふすまを食べます。
それも、ちゃんと炊いてからあげます。
先ずは、適量の灰汁を沸騰させ、ふすまを入れます。
棒でかき回して、その感触で量を計る。
後は弱火で、何時間も炊くのですが、今日は朝6時頃から初めて、12時に終わらせました。

薪の量が少ないようですが、これでちょうど良い。
藍はふすまを食べます。
それも、ちゃんと炊いてからあげます。
先ずは、適量の灰汁を沸騰させ、ふすまを入れます。
棒でかき回して、その感触で量を計る。

後は弱火で、何時間も炊くのですが、今日は朝6時頃から初めて、12時に終わらせました。

薪の量が少ないようですが、これでちょうど良い。
気候も暖かくなりましたので、少し冷ましてから藍甕に入れました。
ふすまの入れ方には、古くからの言い伝えがあります。
私はそれに従っていますが、その理由は知りません。
これを怠るとどうなるかというと、藍の寿命が全く違います。
それは、経験が教えてくれます。
« 山羊騒動 | トップページ | 藍甕の様々な色合い »
「藍染め」カテゴリの記事
- 教える事 教わること(2020.08.17)
- 基礎(低⦅ひき⦆きところ)(2020.08.02)
- 古代布の事(2020.07.04)
- 紅花染めの事(2020.06.28)
- 藍染の原料の薪づくり(2020.06.07)
この記事へのコメントは終了しました。
« 山羊騒動 | トップページ | 藍甕の様々な色合い »
コメント