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2013年6月 8日 (土)

ふすまの事

ふすまを漢字で書くと、麦偏に皮と書くらしい。
そのものずばりで、麦の皮のことです。

今は家畜の餌として使われているようですが、終戦直後の貧しい時期、日本人はこれで水団を作って食べていた。

佐野市は麦の産地ですから、どこにでもありそうだけれど、今は一カ所しか知りません。

そこに買いに行くと、小麦を挽いているおじさんが、「藍染めがふすまを食うとは知らなかったなぁ」と言った。
 
藍はふすまを食べます。
それも、ちゃんと炊いてからあげます。

先ずは、適量の灰汁を沸騰させ、ふすまを入れます。
棒でかき回して、その感触で量を計る。

P1020716
後は弱火で、何時間も炊くのですが、今日は朝6時頃から初めて、12時に終わらせました。
 
P1020715
薪の量が少ないようですが、これでちょうど良い。
 
気候も暖かくなりましたので、少し冷ましてから藍甕に入れました。
 
ふすまの入れ方には、古くからの言い伝えがあります。
私はそれに従っていますが、その理由は知りません。
 
これを怠るとどうなるかというと、藍の寿命が全く違います。
それは、経験が教えてくれます。

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