正藍の日傘
日傘が、東京の傘職人の中島さんから届きまして、ご注文いただき、待ちわびていた方々にご連絡をしましたところ、取りに来て下さり、ついでと言ってはなんですが、スカーフなんぞもお買い上げ。ありがたいことです。
この日傘が大好評なんです。
中島さんが、某百貨店でこの日傘を販売したら、次の日にその方がまた入らして、「私、生涯でこれ程涼しい日傘に出会ったことがありません。母に上げたいからもっと良いのないかしら」とおっしゃった。
日傘用の藍染めは、一手間違います。染める度に、日光に晒す作業があって、カラッカラに乾かす。その手間を何度も何度も繰り返して紫外線に強い藍布にするのです。
ところが職人は、出来上がるとその手間を忘れるという悪い癖がある。だから、何度でも染めることを厭わないわけですが、これは、子を産む母親と同じかも知れません。
こんなに優れた日傘を、いつかお手元にお持ち下さることをお勧めします。紫外線を防ぐだけでなく、染めも傘も、職人の手仕事ですから、修理が利くのです。
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