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2014年1月16日 (木)

藍染めの本場?

 ネット上の記事に、「藍染めの本場といえば、阿波、徳島」と書いてありました。

 私は今、熊本におりますが、お客様に「これはどちらの藍染め?」と聞かれましたから、「栃木です」とお答えすると、「あら!?栃木にも藍染めがあるの。私は、藍染めは徳島だと思っていました」と仰せです。栃木の宇都宮市で「あら、栃木にも藍染があるの」と云われたこともある。

 ここ何年、日本中でこんな事が言われるようになりましたが、それは、上記のような記事が書かれている分けですから、お客様がそう思われるのは仕方ありません。
 
 
 日本の藍染めに、代表的な産地はありません。沖縄から北海道まで、日本中で当たり前のように行われていたのが藍染めです。我が佐野市も、藍を栽培し、すくも(藍染めの原料)を作り、藍染めも盛んに行われておりました。藍染めの世界で唯一人の人間国宝は、東北は宮城県の千葉あやのさんですが、阿波、徳島とは、藍草の種類から何から何まで関係がありません。

 その辺りを私は書いてきましたが、徳島県が官費を使って「阿波、徳島が藍染めの本場」と主張しているのですから、私一人がネットで何を書こうと、イベントで何を言おうと、多勢に無勢で為す術もありません。
 
 正しくは、「阿波、徳島は、『藍』の日本を代表する産地」です。「藍」とは、藍草から作る藍染めの原料の事。

 これを何故徳島県は認識しないのかと、徳島県のお役人に言ったことがありますが、行政のトップが、藍染めの本場だと思いこんでいるからだという返事でした。 
 
 結果はどうなったかと云えば・・・

 阿波、徳島が藍染めの本場→その他の藍染めは本場物ではない→阿波、徳島以外の藍染めが売れなくなった→日本の紺屋の、阿波藍の消費量が減る→阿波藍が売れなくなる

 こういう悪循環が生じて、阿波、徳島の「藍」が衰退し始めた。その上に、徳島県の藍農家の激減という事態が生じている。

Img_20200423_0001
 
 徳島県は、よくよくお考えになるべきだと思います。

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