藍染の日光下駄。
栃木県は下駄の産地でもありましたが、今や職人がほとんどいません。
栃木市も有名ですが、日光下駄も栃木の伝統工芸です。
下駄の木地を藍染に、それだけでは飽き足らずにイグサを藍染したものを使い、鼻緒も藍染にして、日光下駄の伝統工芸士に下駄を作ってもらったという、変わったお客様が、「出来上がったぞ」と持って来て下さいました。
出来上がるまでにどれくらい時間のかかっていることか。
下駄は木ですから、染め液に沈みません。
染めるにはちょいと工夫がいるし、その前の灰汁抜きにも相当な時間がかかった。
イグサも同じで、丈夫に染めるのにこれまた時間がかかる。
下駄を作るのに、デザインから考えたらしく、これまた時間がかかった。
この姿を見れば、履く人の身になったものづくりをなさっているのが分かります。
しかし、下駄の注文者の島田さん曰く、「これは、履けねぇな」と・・・。
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