今の佐野 そして足利 その未来
宇都宮には、年一回出展します。だから、今回は一年ぶり。古いお客様は、「七夕様ね」とおっしゃる。
新しいお客様に「佐野から参りました」と言ったら、「最近、佐野はすごいですねぇ。足利と栃木に挟まれて目立たなかったけれど、何か勢いを感じます」とおっしゃった。「足利出身です」と申し上げると、「足利は勢いがないですねぇ」と。
私は佐野市民で足利市民ではなくなったが、その衰退は心配だけれど如何ともしがたい。
佐野は、職人の町。
足利は、旦那衆の町。
旦那衆は職人を使ってきた。
だから「旦那様」という言葉がある。
双方にその気質が残っているからか、佐野には足利に対して不思議なコンプレックスのようなものが感じらる。
それがなくなってきたように思われます。
だけど、佐野の人は、それを表に出しません。つまり、内に秘めたものがある。それが少しづつ、現実化されてきた。
佐野のこれからは、面白いですよ。
足利は、「旦那衆」の気質を残しているのに、それに気がつかない。旦那衆の町は、それはそれで特徴であり気質だから、変えるのは難しい。
ならば、生かそうとすれば良いと思うけれど、そもそも、旦那衆の気質とはいかなるものか、足利市民が知らない。
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