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2014年9月29日 (月)

藍の生葉染めの事

地元でイベントをやっておりますと、色々お聞きになる方もいらっしゃる。「この間、生葉染めをしていた方ですか?」と何度も聞かれました。

私は以前にも書きましたが、生葉染めはやりませんし、教えたこともありません。

「だって、佐野でやった方は、飛駒の方の人だって言ってたわよ」なんて言う方もいらっしゃいましたが、何はともあれ、私は生葉染めに関わりありません。

情報や口コミというのは、どうにも困ったものだ。
   

   
テレビで、福島の方々が藍草を育て、生葉染めをなさっているのを放映していたなんて話も随分聞きました。

私は「綿に染まらない藍染がありますか?」と聞く事にしていますが、大抵は「そういえば無いわね」とおっしゃる。

テレビを見た人は、「福島では綿に染めていたわよ」とおっしゃるから、「それは薬品を使っているだけのことですよ」と私。還元剤を使ったいわゆる化学建てです。


生葉をミキサーにかけて、そこにシルクかウールを入れて染めるのは、そりゃ、遊ぶには良いでしょうからお好きになされば良いこと。藍を研究している学者も、いわゆる染色家も、生葉染めがあるといっているのですから。

しかし、私はやりません。

本染めだとか本藍染めだとか正藍染だとか言ったところで、我々の仕事は、結果が全てです。 

    
言っておきますが、古にミキサーはありませんよ。

ですから、伝統とは何の関係もない染が、藍の生葉染めです。

「揉めばよい」と云うのであれば、揉んでどれほどの染が出来るのでしょうか。そして、綿や麻が染まりますか?ってんです。
   
手間を省くことをしていて、「自然を守れ、環境が大切だ、里山再生だ」などと言っては、それは「賢しら口」というものです。

 

ところで、爪を藍染で真っ青にした女性が会場に来られました。
   
私の藍畑から取っていった藍草の葉をつかい、紫色に染めた絹のストールを、わざわざ茨城から持ってきてくださった。「奥様にどうぞ」ですって。

色々考える人がいますが、これはありがたく頂戴いたしましたとさ。

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