地域産業資源活用事業の認定
題名が堅いですが、昨年の10月15日付で、紺邑の「佐野藍の復活による藍染製品の開発および販売事業計画」が、経済産業省の認定事業となりました。名前が長い!
10月30日には、栃木県庁で認定式がありました。
あるコンサルタントに、「(この認定を受けるのは)大川さんが考えている以上に大変なことなんですよ」といわれましたが、たしかに大変でした。
認定されるまで、丸々一年かかりました。
その間、県と国へのプレゼンテーションがあった。特に国へのそれは、「誰でもが上がりますよ。私は頼まれても嫌ですね」とご担当に言わしめるほどの緊張感があるようです。
他人事のようですが、私は上がることがありませんので、どうなるか自分に興味を持ちながらプレゼンしましたが、やはり、上がらずに済みました。
認定書を持っていますが、こんなことが書いてある。
では、認定されると、どういうことが起こるか。
経済産業省関東経済産業局のホームページの「地域産業資源活用事業計画の第24号認定について」を見ると、
地域産業資源活用事業計画は、都道府県が地域産業資源活用事業の促進に関する基本的な構想(基本構想)において指定を行った地域産業資源(農林水産物、鉱工業品、観光資源)を活用して、中小企業等が新商品・新サービスの開発や需要の開拓を図る事業に関する計画です。
地域産業資源活用事業計画の認定を受けた事業者については、補助金(地域資源活用新事業展開支援事業)、中小企業信用保険法の特例、政府系金融機関による低利融資や専門家によるアドバイス等総合的な支援を受けられることとなります。
こう書いてあります。
では、何をやろうとしているのかというと、こういうことです。
かいつまんで書きますと、佐野藍を復活させ、それによって農業の活性化(休耕地の利用と新しい農作物の育成)を図り、それを資源として新しい佐野市の産業を起こし、地域にも文化にも貢献して行くということです。
大きく出ていますが、当たり前に本気です。
特に年が明けて、コミットメント(関わり合いの深さ)がしっかりと確認できました。
どうぞ、ご協力、または温かい目で見守ってやってくださいませ。
では、何をやろうとしているのかというと、こういうことです。
かいつまんで書きますと、佐野藍を復活させ、それによって農業の活性化(休耕地の利用と新しい農作物の育成)を図り、それを資源として新しい佐野市の産業を起こし、地域にも文化にも貢献して行くということです。
大きく出ていますが、当たり前に本気です。
特に年が明けて、コミットメント(関わり合いの深さ)がしっかりと確認できました。
どうぞ、ご協力、または温かい目で見守ってやってくださいませ。
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コメント
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認定までの大変さは、よくわかります。よくぞやったと思います。これからが更に大変だとおもいますが、更なる発展を祈念致します。寒さも厳しくなります、お体ご自愛ください。
投稿: 加藤公造 | 2015年1月20日 (火) 18時31分
加藤さん、ありがとうございます。これを如何に活用するかです。地域への貢献が、日本文化の継承と深化に繋がらんことを願っています。
投稿: 大川公一 | 2015年1月21日 (水) 10時02分
おめでとうございます。まさに継続は力なりですね。タデアイの種子の活用もぜひ。藍茶とかアンパンのケシの実のかわりとか沖縄のチンスコウのゴマのかわりとか。
私のほうは乾燥させたタデアイの葉を洗濯ネットに入れぼかし肥のなかでいっしょに発酵させてすくもを作るというやり方にこだわってみたいとおもいます。
タデアイの小上粉・椿葉のほかにインドアイ、リュウキュウアイ、ウォードも栽培しているので泥藍作りにも挑戦するつもりです。
投稿: 生沼牧子 | 2015年1月21日 (水) 20時42分
生沼さん、ご無沙汰しています。コメントありがとうございます。
沈澱藍も作りましたし藍錠(沈澱藍を乾燥させたもの)にも致しました。やった上で、乾燥葉の力を再認識しています。それは、醗酵の力と藍の性質もありますが、問題は気候と気温。やはり、南の地域のものだと実感しました。
タイから藍染をしている人紺邑にいらっしゃいましたが、御苦労なさっているようです。それは沖縄も同じ。
調べた学者に寄れば、沖縄の藍の染め液から、微生物が見つけられなくなったとのこと。つまり、還元剤の化学建てになっている。
どうすればよいか。その答えも、すくもにあると私は考えていますし、実行なさっている工房も既にあります。
そう云う気づきは、実は伝統の中にある。
先ずは、先人の知恵に立ち戻ること。
そう、私は思います。
投稿: 大川公一 | 2015年1月22日 (木) 12時48分