藍染体験
紺邑では、藍染体験が出来ますが、今年に入ってから方法を変えました。体験なさる方に、ご自分で染めていただくようにしました。今までは、染め液に人の手が入ることは一切していませんでした。
何故変えたかというと、このやり方の方が、藍染に対する認識がより深くなるし、私も楽だからです。
先ずは、透明な水槽で染め方の練習をします。染め液の中の布の動きは見えませんから。
藍染は、「染め」と書きますが、染料の染め方とは全く違います。もちろん、草木染めとも違いますから、ちゃんと教えないと、染め液が疲れて寿命が短くなるのです。
写真の方は素手で染めています。もちろん手も染まりますから(直ぐに落ちます)、手袋も用意しています。
今回は、手持ちのチュニックと、紺邑で用意したストールを染めました。
体験をしますと、藍の染め液の感触、匂い、色の変化、染め方、洗い方などがお分かりになりますが、大切なのは、何故そうするのかという理由と意味。技法などというものは、そのためにあるのですから。
最後に、仕上げの方法もお伝えしています。こればかりは、お家でなさるしかありません。
今回は、良くできました。
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