栃木県繊維工業試験場長 大川英三
私の祖父大川英三は、昭和23年、栃木県繊維工業試験場場長となり、栃木県の繊維産業を指導していました。トーションレースを創業し、今や日本の80%以上が、私の故郷栃木県足利市小俣町で作られています。いわば地場産業としてあるわけですが、英三はトーションレースの地場産業化に腐心しました。
(祖父は、藍染にも注目し、当時群馬大学を出たばかりの小此木さんという方を徳島まで派遣して研究をさせた。)
トーションレースだけでなく、日本の繊維産業は厳しい状況にあるようです。皆さん、何かを探していらっしゃるし、その中に、私のような本染めの藍染があるようで、日本各地から問い合わせが来るようになりました。
6日、名古屋と足利市小俣町からお客様がお見えになった。小俣からの人はもう55年のお付き合い。それもトーションレースで英三の弟子のような人。私の藍染とコラボレーションすることになりましたが、祖父の仕事が、今になって生きることになる。
世の中、何が起こるか分かりませんね。
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