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2015年11月14日 (土)

藍建て 総仕上げ 貝灰

 最後の最後に、貝灰を入れます(麩を入れて攪拌しなかった頃は、順序が逆でした)。
 
 貝灰とは、貝殻を焼いて粉にしたもの。

 日本には古くからあって、例えば江戸時代の阿波の国(徳島県)には、桑名から蛤を焼いた貝灰が送られて、藍染に使われていました。
 
 漆喰の材料でもあり、日本の白壁が、西欧のそれに比べてしっとりとしているのは、貝灰を使っているからです。西欧のあの真っ白な白壁は、石灰の色。
 
 貝灰も微生物のエサです。

 時間が経てば染液から無くなってしまいますから、頃合いを見て足してあげなければなりません。
 
 貝灰を使って染液を維持管理している染液の蒅(すくも)は、いつも柔らかく、すくもに含まれている藍が程よく適度に染液に溶けてくれます。

 ですから、蒅の寿命が長くなります。

 貝殻ですから、人の肌を犯すこともありません。
 

  
 一方石灰は、水に溶けず、微生物のエサにもなりませんし、ほとんどが石膏分ですから、継ぎ足せば足すほど染液に残り、それが蒅(すくも)の藍が染液に溶けて来るのを阻害します。
 
 撹拌するときも、蒅(すくも)が堅くなって苦労をしますし、石灰は人体にとって危険でもある。

 目に入れば失明の恐れがあるし、素手で触れば皮膚を犯します。

 pH調整などといって石灰を使うことそのものに、問題があると私は考えています。

  
 
 そして最後の撹拌。

 そして、終了。

Img_1291
 撹拌について私は、「静かに、大きく、緩やかに、すくもを染め液の中に散らします」と書きましたが、藍の華が立つほど撹拌するのは染液を痛めます。

 撹拌後の染液の状態も、ご覧いただきたいと思います。

 私としては、大満足な藍建てでした。

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