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2016年1月

2016年1月29日 (金)

「木を切れ」と言ったって

 切って良い木と切って欲しくない木があります。

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 ここは桜の林だった。

 これから太陽光パネルで埋まります。

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 ただただ山林だったところ。

 間伐すればすばらしい山だったろうけれど、全ての木を切っちゃって太陽光パネル。写真の先にも繋がっています。

 これを推し進めたのが、いわゆる環境派という人たち。

 エネルギー問題を優先して、山を荒らしている。

 環境派の人たちは、阻止しようともしない。

 佐野が生んだ偉人、田中正造は「真の文明ハ 山を荒さず 川を荒さず 村を破らず 人を殺さゞるべし」と言ったというのに、その地元の佐野市でこの体たらくだ。

2016年1月28日 (木)

間伐について その2

 間伐が難しいのは、木に持ち主が居ることもあります。持ち主の承諾無くしては、木は切れません。

 持ち主が分かっていればまだしも、調べなければ分からなかったり、遠方にいたりすると、手続きだけで面倒だし、それほど必要性もなければ間伐などしやしません。

 しかし世の中には、「山をきれいにしなければならない」という、 しっかりとした使命感のある人も居ます。森林ボランティアと呼ばれる人たちです。

 彼らは欲も得も無く、ボランティアとして存在しています。そして、持ち主と話し合うという面倒も克服しつつ、山をきれいにしています。

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 写真の場所は、鬱蒼と木の生い茂っていたところでした。

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 木々はこの道を覆い、通学路でもあり、倒木すれば危険な場所でした。

 あるボランティアが、一人でコツコツと伐採したことによって、危険もなくなり、見た目も美しい場所となりました。

 初めは持ち主から「お金がかかるのではないか」などと思われ、話し合いながら実績を積んでここまできれいになった。今では、感謝されています。

 こんな小さな場所でも色々あるのですから、日本の森林をどうしようかなどと大きく出たひにゃ、大変です。

 

 持ち主が間伐を躊躇するには、理由もある。それは、切った木がどうなるかという懸念です。切りっぱなしで山に放置されてしまえば、後がどうなるか心配ですから。

 ですから、森林ボランティアは、切った木を片付けてきれいになった姿を、持ち主に見せなければなりません。そして、安心させる必要がある。

 そこに、木を使う人たちの役割がある。

 少し体力は使うけれど、山に分け入って木を運んで山をきれいにする。

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 そして、山をきれいにした木々が使われ、人の役に立つ。

 木も報われるというものでしょうが、せめて、環境問題を取り上げて主張して生活している人は、これくらいは知って経験してもらいたいものです。

間伐について

 内村鑑三は「木を植えよ」と言った。

 現在は「木を切れ」という時代。

 必要なのは、間伐です。それほどに、山が荒れている。

 何故木を切らないかと言えば、切ってもお金にならないから、いや、木を切るとお金がかかって、切れば切るほど赤字になるからです。

 ではどうしたらよいか。切った木を使えば良い。

 どう使うか。

 日本人のライフスタイルを見直すことだと、私は思います。

 

 日本人は木を使って生きてきた。それに戻ること。

 間伐の必要性を説いて人を動かしている人がいますが、先ずはそのライフスタイルを実践することも大切でしょう。

 実践もせずに「間伐が必要だ」と人に説き、動かすなんて言うのは、ただの理屈。それも頭に「へ」の字が付く。

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 昨日今日で頂いてきた間伐材です。

 木を切る人がいる。そして、木を使う人がいて、山はきれいになって行く。

 何も新しいことをすることはありません。木を燃やしてエネルギー源とすればよい。だから、蒔きストーブを使う。蒔きストーブを使わないで、間伐の必要性を説くなんて言うのは、それこそ「賢しら口」といいます。まあ、屁理屈のことです。

 蒔きストーブを使う生活をすると、山の木々が宝の山に見えます。

 「町中に住んでいるから、蒔きストーブは使えない」というなら、里山に越せばよい。里山再生の必要性も分かるし、説得力が違います。

 「先ず隗より始めよ」です。

 

2016年1月27日 (水)

紺屋の仕事

 紺屋の仕事は染めだけではありませんで、染める準備、環境作りなんてのもある。まあ、当たり前ですが。

 薪を集めるのもその一つ。何せ、灰がなければ、正藍染は出来ません。

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 来年の為ですが、白樫を集めてきました。
 軽トラックで3台分ですが、まだ取りに行かねばなりません。

 

 藍染は、染め液の調子が良くなければ染まりません。

 ここのところ酷使したためか、全部の甕が疲れていて、それなりの色しか出なくなった。こうなると、染め液と同様、私も疲れる。

 ですから、少し手入れをしました。

 手入れの準備もありまして、灰を煎り、灰汁を取り、貝灰を入れ、ふすまを炊きなんて色々です。

 それも、甕の状況によって、入れ方や量や攪拌の仕方などが全部違う。

 そんな事をして寝ましたら、今朝は9時まで寝てしまいました。

 朝起きて、藍甕の状況を見たら、元気が戻った!

 めでたしめでたしの朝です。

2016年1月16日 (土)

イベントのお知らせ!

 私の生まれ育った町で、はじめて正藍染の展示会をします。

 名称:2016 足利風土祭「正藍染作品展」

 場所:「東葉館
     足利市葉鹿町東葉館1階ロビー
 
 期日:2月10日(水)~12日(金)
 
 時間:大凡営業時間内

 
 私のライブコンサートも同時開催!
 
 「大川公一昭和を歌う」
 期日:2月12日(金)
 会場:東葉館(足利市葉鹿町1981 ℡0284-62-0136)
 時間:18:00~
 料金:4000円(料理+ワンドリンク付き)
 お問い合せ・ご予約:東葉館 0284-62-0136
 
 珍しく懐メロを歌います。
 シャンソンやカンツォーネやオールディーズなども
 皆、私風に・・・

 是非、いらしてくださいませ。

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 この年になるまで、何故故郷で展示会を開かなかったかと言えば、父の工房があったからです。独立した後は、親子とはいえ同業他社ですから、父の工房の邪魔をしてはいけないと思ったのです。

 父も亡くなり、聞けば旧藍愛工房も休止中とか。

 それでやることにいたしました。

 なんでも年月が解決すると言うことでしょうか。

2016年1月11日 (月)

不思議なこと

 日本橋三越「匠の技展」最終日、昔々お世話見なった元三越マンの今泉さんが、父の「私の物語」を持ってきてくださった。

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 産経新聞栃木版に平成9年11月10日から平成10年3月17日まで78回にわたって掲載されたものを、私の高校時代の同級生が纏めてくれたもの。

 父の人生がつまっていますが、私の手元には無く、どう手に入れようかと思っていたところ、たまたま今泉さんが持っていて、分けてくださることになったというものです。それも、こちらから頼んだのではなく、今泉さんが申し出てくださった。

 これを読むと、父の人生が波瀾万丈だったことが良く分かりますが、藍建ての苦労も並大抵ではなかった。

 祖父を初めとする大川家の先祖や、栃木県繊維工業試験場の小此木照明さんや、埼玉の中島紺屋、茨城の北島紺屋、栃木県は益子の日下田紺屋などの先達などのお陰で、私が今あることを再認識させられました。

 相田みつをさんや「古典落語」の興津要さん、東京農工大の金子六郎教授ら、同級生との交友も豊かで、父の人生は苦労ばかりではない事も分かります。

 
 

 これについては、追々書か無ければなりませんが、私と今泉さんが話しをしているときに、妙齢のご婦人が、「どこの藍染めですか?」と私に聞いてきた。

 「栃木県です」と言うと、「栃木のどちら?」と。

 「佐野市です」とお答えすると、「大川さん?」と驚いた様子。

 それもそのはず、母方の本家筋の方。

 「探していたのよ」とおっしゃいましたが、それから母方の先祖の話しになり、私の祖父がどういう人だったかも良く知ることが出来ました。

 母方の祖父は藪季光(やぶすえみつ)といい、戦前は政界のある地位についていた人で、岸信介元首相らとも懇意にしていました。

 また歌人でもあり、藪宕山(とうざん)と号し、夏目漱石門下の松根東洋城が主宰していた「渋柿」の編集もしていました。

 私の記憶には、公職追放になり、佐野に住んでいた私の幼い頃、ハイハイをして遊んでくれた祖父の背中が残っています。

 
 不思議な出会いですが、これも亡き父の引き合わせかも知れません。
 

 

 

2016年1月10日 (日)

体験の藍甕

 1月10日、日本橋三越本店匠の技展で藍染体験会をやりました。

 藍染を見せるだけなら、甕の調子が悪ければ中止すればいいのですが、体験会となるとそうはいきません。
 

 5日の夜に用意し、6日に発送。

 7日。会場に着いた藍甕には色がありません。

 途中の寒さにやられたのかも知れません。

 攪拌し、加温をして休ませました。
 

 8日。様子を見ると、わずかに色が出ている程度。

 また休ませました。  

 ここで慌てるのはいけません。

 色がないからと言って、ハイドロサルファイトや水飴やブドウ糖を使ってはならないと言うことです。

 本染めは、辛抱が肝心。

  

 9日。ようやく色が出ました。

 ハンカチを染めると、ちゃんと染まる。

 周りの人たちもよろこんでくれましたが、しかし、すくもの状態からすると、もっと色濃く染まっても良い。

 そこで、ちょっと工夫をして最後の手入れ。

 あらかじめ用意しておいた灰汁と貝灰を適量足すのです。

 そして、また休ませた。

 

 さて、本番の日の10日。

 すばらしい色合いの甕になりました。

 体験なさった方々も、大満足。

 めでたしめでたし。

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2016年1月 6日 (水)

一時帰宅

 5日、19時50分東京駅発のバスで佐野に帰宅。

 体験用の藍甕を作るためです。

 帰ると、工房に暖が入っていて作業しやすくなっていました。家内の心遣いに感謝。

  

 30リットルのステンレスの甕に染め液を静かに移し、少し手入れをして、小さな床暖の上に乗せて休ませました。

 10日の体験教室のためです。

 30リットルの甕の藍では、直ぐに色が無くなってしまいますから、年内だけでも10日間の日程ではとても持ちませんので、この日にすることにしたのです。

 たぶん、調子よく染まるようになると思います。

 「たぶん」とは心許ないようですが、それが醗酵の藍染なので仕方ありません。

 

 1月10日に体験なさる方々、お楽しみに

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 写真は昨年6月のもの。

日本橋三越本店で藍染体験!

日本橋三越本店の「日本の職人『匠の技』展」では、毎日日替わりでワークショップが開かれています。

最終1月10日(日)は、私の藍染体験!ハンカチを、道具を一切使わずに柄出しします。

参加ご希望の方、ご興味のある方、気楽にお問い合わせ下さい。

日時:1月10日(日) 13:00~と15:30~

所要時間:60分から90分

参加費用:1620円(税込み)

人数:各回6名

場所:三越本店7階催会場

お問い合せ:03-3274-8447
      「匠の技」事務局 川口・渡邊、細谷

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写真は絞りをしたわけではありません。

糸も輪ゴムも割り箸も使わず、柄を出せるのが正藍染の特徴なのです。

何故?

色移りしないからです。

2016年1月 4日 (月)

今年の年明け

 昨年の大晦日、三女と我が家に帰り、元旦は町内の新年会で一杯。

 それから家で飲みっぱなしで、本当に久しぶりに仕事をしない一日を過ごしました。

 

 正月二日、朝7時25分佐野発のバスに乗り、8時50分に東京駅日本橋口に到着。

 ゆっくりと仕事の準備も出来、余裕の年明けとなりました。

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 今年は新生紺邑となるよう、頑張りたいと思います。

 この年になって新しくなろうとしていることに、我ながら驚きますが、ありがたいことです。

 

 日本橋三越本店の「日本の職人『匠の技』展」は、1月11日(月)まで。

2016年1月 1日 (金)

新年快楽!

 新年明けましておめでとうございます。

 旧年中は大変お世話になりました。

 今年もよろしくお願いいたします。

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