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2016年3月 3日 (木)

様々な藍建て

 藍建てには「本建て」と「化学建て」があると書きましたが、現実はそれだけとは言えません。様々な藍建てがあります(そもそも、「本建て」など、滅多にお目に掛かりません)。


 

 本来の藍建てに必須なのは“すくも”と“灰汁(あく)”ですが、現在は木を燃やしませんから灰汁(あく)の元となる木灰(きばい)がありません。
 そこで、灰汁の代わりに苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と石灰やソーダ灰(炭酸ナトリウム)を使って強アルカリ性の溶液をつくって醗酵させる方法があります。これを「醗酵建て」と云います。


 本建ての場合は醗酵するとは限りません。“すくも”に灰汁を入れただけでは、うんともすんとも反応してくれないでしょう。ですから、醗酵させるにはそれなりの方法があります。
 しかし、醗酵しなくても、灰汁に“すくも”を入れ、石灰などを入れてアルカリ性にしてから最後にブドウ糖を入れると藍が建ちます。ブドウ糖の代わりに水飴をつかっても同じです。これを「ブドウ糖建て」と云います。

 

 現在の日本には木灰もありませんが、“すくも”の生産量もわずかです。
 そこで、“すくも”の代わりに藍草の茎で作った「茎藍(くきあい)」を使い、苛性ソーダなどで強アルカリ性の溶液をつくり、還元剤を入れて無酸素状態の溶液を作って合成藍を入れる建て方があります。これを「割り建て」と云います。「割る」とは「足す」ことです(茎には藍はありません)。「醗酵建て」で染液を作り、合成藍を足すのも「割建て」の一種です。

 本建ての場合、染液に藍が少なくなると全て棄ててまた新しく藍建てをします。「割り建て」は、合成藍を足せば染め続けられます。
 
 
 
 化学建ての場合は、原料を選びません。藍を含むものなら、なんでも染液にしてくれます。
 すくもでも、藍の生葉でも、乾燥葉でも、合成藍でも、染料屋で売られている藍のすべてから簡単に染液が作れます。
 

 
 その他に「天然灰汁醗酵建て」、「澄まし建て」、「濁り建て」などがありますが、これらは建てている方々だけの呼び名ですから、一般的なものではありませんので、書けるようになったら書きます。

 本建てと、それ以外の藍建ての違いについても、改めて書く予定です。



 

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