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2016年4月

2016年4月28日 (木)

五輪エンブレム

 藍色の市松模様をデザインしたものになりました。藍染に関わっているものとしては有り難いと思わなくもありませんが、藍染なら何でも良いとなっては元も子もありません。だから、喜んでいるわけでもありません。エンブレムの藍色を、本来の藍染で出したのなら話は別ですが、あれは藍色に印刷したものですから。

2020_2

 しかし、気に入っていないわけでもありません。決められた選考過程に瑕疵が無ければ何も文句はありません。ましてやデザインを語る能力もありません。

 東京オリンピックまであと4年と少し。その間、エンブレムから藍染が思い起こされるわけで、気を引き締めて伝統の藍を伝えようと思います。

2016年4月25日 (月)

齢を重ねた染液の色

 大甕に藍を建てています。

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 左は昨年の11月16日から染めている甕。表面の液の色が青くありませんが、これが本来の藍の色。年を取っているので酸化が遅いのでしょう。しかし、藍はしっかりと液の中にいます。右は、現在建てている甕。

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 左側の甕で染めた手織りの綿です。これで2回染液につけています。建ってから5カ月を過ぎていますが、立派に生きています。
 
 きれいな青色だと私は思いますが、注文は濃いめの紺。

 その色にするには、この染液だけだと相当な回数が掛かりそうですが、新しく建てている染液を使えばそれほどではありません。

 しかし、濃ければいいというわけではありませんから、斑なく、強く、そして美しく染めるために、下染めをしているわけです。



Img_0116
 嵩上げ(灰汁を足すこと)前の状態ですが、静かに建っています。

 藍建ては、毎回状況が違います。

 

2016年4月23日 (土)

平和の国と戦争の国

 一昨日、ポーランドの女性カメラマンが私を撮っていきました。藍染の説明をしながら、私はなぜか、平和について語っていた。日本は平和の歴史を持つ国だと。

 灰の文化の話から始まったことですが、日本が平和だったには、やはり日本語の存在がある。私たちは、言葉で人との交流を図ることが出来た。だから、争い事が少なかった。

 ポーランドは争い事の渦中にある国です。西に「ずるく激しいドイツ」があって、西に「キチガイのロシア」がある(彼女の言)。その間に挟まり、平和に暮らす事の少ない国です。だから、平和について語った。

 ドイツの30年戦争の話もしました。ドイツの人口が三分の一に減ったともいわれるくらいの悲惨な戦争です。日本では全く起こり得ない戦争ですが、ヨーロッパはガリア戦記の昔から戦争の絶えないところです。第一次も第二次も、世界大戦はヨーロッパから始まった。

 世界はなぜ日本を知ろうとしないのか。そこには平和の歴史がある。
 日本人はなぜヨーロッパを見習おうとするのか。そこにあるのは戦争の歴史です。

 日本の国歌は「君が代」です。その元になったといわれる「蓬莱山」をご紹介したい。まさしく、平和で豊かに暮らす人々の世界が描かれています。

【蓬莱山】

目出度やな
君が恵みは久方の 光り長閑き春の日に
不老門を立ち出でて 四方の景色を眺むれば
峰の小松に雛鶴棲みて 谷の小川に亀遊ぶ 
千代に八千代にさざれ石の 巌となりて苔のむすまで
命長らへ雨塊を破らず 風枝を鳴らさじと云へば又
尭舜の御代も斯くやあらん 斯程治まる御代なれば
千草万木花咲き実り 五穀成熟して
上には金殿楼閣甍を並べ 下には民の竈を厚くして
仁義正しき御代の春 蓬莱山とは是とかや
君が代の 千歳の松も常盤色
変らぬ御代のためしには 天長地久と
国も豊かに治りて 弓は袋に剣は箱に蔵め置く
諌鼓苔深うして 鳥も中々驚くやうぞなかりける

2016年4月22日 (金)

大甕の藍建て

 すくもが出来ましたので、藍建てをしています。

 130ℓの小さな甕は建てたばかりですが、さすがに大甕は、昨年の11月16日に建った甕なので、素晴らしい青には染まりますが、濃紺までにはあまりにも回数が掛かりすぎます。
 そこで、エイヤ!っとばかりに、新しく藍建てをすることにしました。
 
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 仕込みは4日前。諸事情で二番灰汁で建て始めました。

 
 一昨日、三番と四番で嵩上げして、昨日撹拌して一晩寝かせた状態です。

 まあまあですが、ちょいと勢いが足りません。何故かと云えば、灰汁が足りないと思います。一番灰汁を欲していると見ました。

 
 昨日の午前中、私、写真のモデル業をいたしまして、ポーランド人の女性カメラマンから「ハンサム」などと言われて喜び、午後に灰汁取りをしようと思っていたら大雨。

 そこで、今日作業ということになりましたが、この1日遅れがかえって良い結果を生むと踏んでいます。

 
 灰を煎り直して灰をつくり、120ℓと130ℓのペールに入った5番灰汁を別の容器に移し(灰汁建て以外に使います)、灰を棄て、お湯を足しながら灰汁取中にこれを書いてます。

 嵩上げは、明日です。灰汁が落ち着きませんから。



 たぶん、今日は起きていられません。身体はクタクタです。

 酒飲んだら、バタンキューでしょう(本当は、先ほど座ったままちょいと寝ていました)。

2016年4月12日 (火)

 本建てに絶対必要なのは、木灰。その大元は当たり前に木ですが、これを調達するのが難しい世の中です。なにせ、木を切らず、木を使わない世の中ですから。

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 なんと、桜の木を頂いてきました。

 全部で軽トラックに三台分強と云うところでしょうか。

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 これで、今年の冬が少し安心ですが、その上、灰が出来ます。

 ただし、巻割りと云う仕事が残っています。

 経験したい方、いつでもお越しください。

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